お食事中には読まないでね♡|#なんのはなしです家(約1200字)
三月末に仕事を辞め、年金生活者になって…
汚部屋の片付けとか先にしなくてはならないことがあるのに、庭(猫の額よりは大きいけど、象くらいかな?)の手入れを始めた。
我が家は坂道の上にあり、玄関が道路から五段程下りたところにある。一階の南側の部屋は半地下みたいだが、庭のお陰で日差しは入る。で、面白いことに、ガレージ(当然道路続き)の下は秘密基地みたいな空間があるのだ。
約十年前まで我が家はアイシーという名の犬を飼っていた。シェルティーの雑種らしいが、なんとなくキツネっぽい感じだった。そんなアイシーの小屋をガレージ下の空間に置き、長めの紐を付けて放し飼いみたいにしていた。半地下なので夏は涼しく、雨や雪も吹き込まず、冬は寒かっただろうが遊べる場であった。排泄は散歩時まで我慢し、どうしても我慢できなかった時は気を使っているのかすごく端っこの方にしていて、申し訳なさそうにクーンクーンと鳴いていた。
そんなアイシーがいなくなってただの空間と化し、園芸用の土や使わない植木鉢等を片隅に置いているのだが… ここ最近なんかとても臭い所となっている。
我が家の西隣は空き地で桜やドングリの木が生え、クズやらセイタカアワダチソウ等が茂ったりする。そんな所だから鳥たちの羽休めの場となったり、猫たちの集会所になったり(水を撒いて散会させる)…まぁ、野良猫のせいなのかなと思っていたのだが。
今回のは仄かに臭いのではなく明らかに『大』の強烈な臭さ。半地下空間の中央に、猫のとは違う形状のものが堂々とこんもり!旦那に相談した。
「アイシーがいた所に、すごいウン◯の山ができてて、臭くて… 」
「今頃気づいたの?多分タヌキだよ。僕も時々掃除してるけど、止めてくれる気配がないな」
「木酢酸だかは無くなっちゃったの?あれ、動物避けに効いたよね」
「ずいぶん昔に無くなったし、撒くと人も近寄りたくなくなるし」
旦那はネズミ駆除の薬を撒いてみたようだが、食べられた形跡はない。それにタヌキは勝手に駆除してはいけない鳥獣みたいだ。
タヌキ… 一度だけ遭遇したことがある。買い物帰りの坂道を登ると、道路を尻尾の太い猫が横切っていて、ふと目が合ったらその顔は猫のものではなかった。 タヌキだった。
横浜の片隅(東京寄り)にも野生のタヌキは健在していた。私は見たことがないがモグラもいるらしい。ヘビもいる。カエルやセミ、虫たちの合唱もよく聞こえる。ヤギを飼う家もあった。近くを流れる川にはカワセミも来たりする。
さて、そんな野生の王国のような地に住むタヌキのトイレと化しつつある我が家の半地下空間。何としても阻止すべく、ネットで調べたところ「ハッカ(=ミント)」の匂いが嫌いらしい。そういえば、誰かから北海道土産にもらったハッカ油(賞味期限切れ)がある。
掃除後、撒いた。
今、我が家は不自然なほどミントの爽やかな香りに包まれている。ミントに込められた祈りがタヌキに届きますように。
ハッカ油撒いてすぐ書いたので、効果はまだわかりません。
