ベアスプレーの処分に困った話🇨🇦|世界バイク旅#21
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カナダでのバイク旅は終わった。
次の街に行く前に、トロントでやるべきタスクが3つあった。
①オイル交換
②バイクを英国へ輸送する準備
③ベアスププレーの処分
ちゃちゃっと終わらせてしまおう。
①オイル交換
予約したバイク屋でオイルとフィルターの交換を済ませる。料金は145.64ドル(16,307円)。高すぎんだろ。
でもこの旅を選んだのは自分。文句は言えない。

②バイクを英国へ輸送する準備
これもつつがなく終わった。
まず空港近くの輸送会社へ出向き、担当者と輸送の段取りを確認する。担当者のロンとその上司スタンレーは気さくで、終始和やかに打ち合わせは行われた。
バイクは梱包した後にモントリオールから船で運ばれ、6/23に英国着、受け取りは6/30だと説明を受ける。バイクを渡してから受け取るまで約一か月だ。
次に指定された倉庫にバイクと荷物を持ち込んだ。
日本と同様に、燃料は1/4以下、バッテリーのターミナル接続を外す。念のためプラグの接続も外しておく。

③ベアスプレーの処分
これが一番厄介だった。
ウィニペグに住む友人のワイニーに送ることも、安全な場所で使い切ることもできない。
だからこそ、僕は購入時にもらった注意書きに従って法と秩序の番人、RCMP(カナダ王立騎馬警察)へスプレーの処分を依頼したのだが、、、

「ここじゃ処分できない。地域警察に行って」
RCMPは地域警察に押し付けた。
ならばと地域警察に行くと、「新品だからこのまま捨てても、誰かに譲っても違法じゃないと思うよ」と言われた。
僕は耳を疑った。
中身の入ったベアスプレーは、弾を込めた銃と同じだ。カナダではベアスプレーが犯罪に利用されるケースが多発しているのに、警察はまるで他人事のように言うのだ。
ことの顛末を知ったワイニーも激怒した。
「ドント・ドゥー・ザット!(絶対にやるな!)誰かに悪用されたら大問題だぞ!書類上は君のものだから、RCMPで処分してもらうべきだ。でもそいつらは怠け者だから、他をあたるべきだね」
ワイニーの言葉に押されて、後日、別の地域のRCMPに相談した。結果は同じだった。RCMPも地域警察も、まともに取り合おうとはしない。
うーん、だめだこいつら!
「嫌だ!悪用されるような処分はできない」
僕は地域警察にしつこく食い下がる。
すると、少し肥えた黒人の婦人警官は面倒くさそうに答えた。
「だったら処分場へ持ち込むことね。処分場はどこかって?グーグルで調べな」
感じ悪いな。
やる気のない警察たちにはもう期待できない。自力で処分場を探そうと決め、警察署を去った。
結局、処分場の隣にある消防署で引き取ってもらえた。
職員は「OK!処分しとくよ!」と快くベアスプレーを引き取ってくれた。ようやく手放せてホッする。ありがとう、ファイヤーファイター。
ただ預かり証の類は無く、完全に彼らの善意に頼るしかないのが不安だった。
あれから1年。ベアスプレーが悪用されたという連絡は、幸いにも届いていない。
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