note連載🕯️50話:『モルモットたちのシェアハウス・ノート🏡』 幸せというのは、どこか遠くにある目的地ではなく、 こうして「今日もいい日だったね」と笑い合える日々だった。
第50話:50歩目の夜、見上げる星と足元の土
3月24日。 カレンダーに記された私たちの物語も、今日でついに50ページ目を迎えました。
特別なパーティーを開くわけではないけれど、今夜は少しだけ良いお酒を開けて、みんなでリビングに集まりました。
50ページという月日が、私たちの「他人」だった距離を、いつの間にか「家族」のような温もりに変えてくれたことを、静かに噛み締める夜です。
【 今夜のシェアメイト:50話の乾杯 】
リン:WEBライター。この50ページの「言葉の積み重ね」を愛おしく感じています。
梅:舞台人。仕事復帰の疲れも、ここへ帰ってくればスッと消えることを再確認。
ハナ:アトリエ主。初レッスンを経て、一人の「作家」として新しい一歩を踏み出しました。
空(そら):工場勤務。キャンプ用のランタンに灯を灯し、夜のテラスを優しく照らします。
オレオ:IT企業勤務。50ページのデータを振り返り、この家の「幸福指数の上昇」を密かに分析。
「50ページかぁ。長いようで、あっという間だったね」
ハナちゃんが、完成したばかりのモルモットポーチを撫でながら言いました。
出会った頃のぎこちない挨拶や、初めてみんなで囲んだ食卓。
イタリアから届く梅ちゃんの手紙を待っていた夜。
一つひとつの記憶が、今ではこの家の大切な柱になっています。
「節目っていうのは、立ち止まるための場所じゃなくて、次の景色を見るための『高台』みたいなものだと思うよ」
空くんが、ランタンの灯りの下で静かに言いました。
「僕たちはこの50ページで、お互いのことをよく知った。だからこそ、これからのページは、もっと自由に、もっと欲張りに、この場所を楽しめると思うんだよね。……まずは、あの菜園からかな」

空くんが指差した先には、月明かりに照らされた小さな庭のスペース。
これから苗を植えて、夏のお楽しみを見守る場所。
オレオくんも、珍しく眼鏡を外して目を細めました。
「予測によれば、次の51ページからはさらに予測不能な楽しさが待っているはずだ。僕も、自動散水システムのコード、もう少しブラッシュアップしておこうかな」
リンの夜記🌙:
第50話。
毎日言葉を紡ぐ中で私は気づきました。
幸せというのは、どこか遠くにある目的地ではなく、 こうして「今日もいい日だったね」と笑い合える、 50話の積み重ねの中にこそ宿っているのだということに。
梅ちゃんの帰国、ハナちゃんの挑戦、空くんの優しさ、オレオくんの論理。
それらがパズルのように組み合わさって、 このシェアハウスという一つの物語が編み上げられてきました。
明日からは、少し歩幅をゆるめて、 野菜たちの成長を待つように、もっとのんびりと物語を綴っていこうと思います。
51歩目からの景色が、どんな色に染まっていくのか。
私は私のペースで、この「日常」という名の奇跡を追い続けていきたい。
「さあ、明日はみんなで早起きして、菜園を整備しようか!」
梅ちゃんの明るい声に、私たちは明日への希望を胸に、心地よい眠りにつきました。
おやすみなさい。
あなたも、もし自分の人生に「区切り」を見つけたなら。
そこから見える新しい景色を、楽しみに待っていてください。
歩き続けてきたあなたには、きっと素敵なご褒美が待っているはずですから。
【編集後記✏️:今日のみつけたもの】
今回は、連載50話の節目と、これからの歩みについてお届けしました。
50日間も読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
今後はゆっくりとしたペースでの更新をしていきますので、この『シェアハウス・ノート』を見掛けた時に、読んでいただけたら幸いです。
皆さんが「これまで続けてきて良かった」と思うことは何ですか?
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