【独自】「毎日受け入れ」のはずが… 流山市の小児救急で“たらい回し”か SNSの投稿に市は「取材で初めて知った」

X投稿「毎日受け入れ」の市内病院から断られる現実

 千葉県流山市の病院に診察を依頼したとみられる関係者から、流山市の小児救急体制を疑問視する投稿が5日午後、X(旧ツイッター)上にあった。投稿によると「保健センターと東葛病院どちらも診れないから松戸か柏の病院に行けと言われました。流山市のHPに、東葛病院は小児救急受け入れ毎日と書いてあるのに現実では断られます。早急に解決して欲しいです」(原文ママ)などと窮状を訴えている。
 流山市のHPでは、小児救急について平日夜間、休日診療、夜間小児救急について2か所の医療機関を記載している。このうち夜間小児救急に記載されている医療機関については「毎日、小児(15歳以下)の初期診療・応急処置、午後7時から11時まで」と記載がある。

市健康増進課「取材で初めて知った」 病院へ状況確認を依頼

 ローカルメディア「ミエルカイ首都圏」が6日、流山市健康増進課に取材したところ、同課は今回のXの投稿について「そうした状況があったことを取材で初めて知った」と認めた。その上で「当該病院にはすでに(投稿内容を)報告した。病院内で状況の確認をしてもらい、流山市に報告するよう依頼している」と説明している。

3年前にも同様のトラブル、問われる「人口急増都市」の救急体制

 同課によると、3年前にも同様に今回の病院が受け入れを断ったケースがあり、それ以降、流山市と病院との間で定期的に小児救急患者の受け入れ数や、他の医療機関へ転送した数についての報告を受け、共有する体制を取っていたという。
 流山市は千葉県北西部に位置し、つくばエクスプレス沿線などを中心に近年人口が急増、2026年1月現在で約21万人の人口を抱える。一方で、救急医療体制の整備は大きな課題となっており、2次および3次救急の医療機関が市内にないため、隣接する松戸市や柏市などの医療機関に依存する構造が続いている。

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