【歴史のかけら3】天の川~夜空に広がる白いミルクのお話~
同居人のMikishanは「歴史のかけら」のコレクター。
かけらってすてき。
あたしも段ボールの中にいろいろため込んでる。
Mikishan、今日はどんなかけらを見つけたのかな?
あたしが遊べるやつだといいな。
猫のひいらぎより
もうすぐ七夕。七夕といえば織姫と彦星、そして天の川。
一年に一度だけ恋人同士が渡れる川。
日本ではそれが鉄板だけど、外国では全く違うエピソードがある。
今日はギリシア神話に出てくる「天の川(milky way)」の物語を紹介したい。
登場するのは、ゼウスと、嫉妬深さで定評のある妻のヘーラー、そしてゼウスが人間の女性との間に産ませた赤子のヘラクレスだ。
女神ヘーラーの母乳には、飲んだ者の肉体を不死身に変える力があった。
ゼウスは赤子のヘラクレスに不死の力を与えるため、ヘーラーの母乳を飲ませようと考える。
でも、ヘーラーがそんなことを承諾してくれるはずはない。
そこでゼウスは眠っているヘーラーのもとにヘラクレスを連れていき、こっそり乳を吸わせた。
ところがヘラクレスが乳を吸う力があまりに強く、ヘーラーは激しい痛みのために思わず赤ん坊を突き放してしまい、母乳はあたりに飛び散った…。

まあ、普通に考えれば「そんなことある?!」ってエピソードだけど。
このとき飛び散ったヘーラーの母乳が天の川になったとされ、ラテン語で「Via Lactea」(ミルクの道)と呼ばれた。
このラテン語が、英語の「ミルキーウェイ milky way」の語源となったらしい。
ちなみに、銀河を意味する「galaxy 」という単語も、ギリシャ語で「ミルキー、ミルク状の」を意味する「galaxias」が語源といわれている。
余談だけど、ヘラクレスはちゃんとヘーラーの母乳を飲んでいたので不死身になり、その後のギリシア神話で大活躍する英雄となる。怪力ヘラクレスのエピソードについてはご存じの方も多いのでは?
それにしても、ギリシアの人の想像力の豊かさには驚かされる。すべての星、すべての星座にエピソードがあって子供のころ大好きだったな。
今年は久しぶりに、ヘーラーやヘラクレスの物語を思い出しながら天の川を眺めてみることにしようかな、と思っている。

もみじのひとこと😽
「ミルク?!あたいも飲む!…でも天の川は遠いねえ。」
ひいらぎのひとこと😽
「あたいはママのミルクで育ったから。最強!」
