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〇〇の素晴らしさを実感する、文筆業20年目のお話。

昨日、『童話大賞』の応募作品をひと通り書き終え、安心して眠りにつきました。

けれど、夜中にふと、目が覚めました。

7000文字だったけれど、漢字を使った文章のまま7000文字。これ、全部ひらがなに直したら、既定の8000文字を超えてしまうんじゃ・・・。

そう思ったら、居ても立っても居られず、PCを立ち上げて作業に入った、草木も眠る丑三つ時(涙)

結果、全てひらがなにしても、さして文字数は増えなかったのですが(安堵)。

しかしながら、思いました。「漢字」って素晴らしい。

すべてひらがなのぶんしょうのよみづらいことといったらこのうえなし。

でしょ!(笑)

実際、児童書の場合は、言葉や文節ごとにスペースを空ける「分かち書き」をするので、読みにくさはだいぶ軽減されます。

それでも、ぱっと見て意味をつかむことは難しい。

だからこその、「読み聞かせ」なのでしょうね。やはり、言葉というのは、「最初は耳から覚えていくものなのだ」ということを改めて感じました。

一方で、日本の教育が「読み書き」中心であったのは、この「漢字」の影響が大きいのだろうとも。

漢字は、読み方がわからずとも意味をつかめる。そういった意味でも、素晴らしい発明。

さらに、そこから「ひらがな」「カタカナ」が誕生し、ミックスして使いこなす日本語。言葉、文字の興味深い世界に想いを馳せたのでした。


言葉といえば、今回の童話作品では「音の表現」にもこだわっています。

主人公である、ウサギのりらちゃんの特徴である耳。実際、ウサギさんは音に対してかなり敏感。音によって、身の回りのことを把握しているようです。

さらに、自分自身も幼き頃、「音の面白さ」にはまっていたことを思い出しました。

松谷みよ子先生の『ふたりのイーダ』という児童文学の名作があります。原爆の悲劇を取り扱った作品で、一脚の小さなイスが出てきます。

そのイスが、だれかを探しながら歩き回り、独りごとを話す場面。

コトリ、コトリ。

イナイ、イナイ、ドコニモ、イナイ。

今回、そんな「音」の記憶がよみがえってきたこともあり、自分の作品にも取り入れてみたいなと。

どんな表現が印象的で、面白くて、『ふたりのイーダ』のように記憶に残るだろうかと。

5~8歳だと、どの程度わかるのか、童話的なゆかいな「音」づくりに、けっこうな苦心をしました。

たとえば、「悠々と空を飛ぶ」という表現。

「悠々と」を「ゆうゆうと」にしても、子どもには少し分かりづらい。

最終的には、「ゆったり すーいすい すーいすい」という表現に落ち着きました。


とにもかくにも、漢字は人類の偉大なる発明。

小学生諸君! 漢字を覚えるのは大変だけれど、がんばって勉強してくれたまえ(笑)

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