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マレー半島続⑧謎のギニア人ウスマンに金をせびられ800円渡して解放された話

事件は新鮮なうちに。

本日19:00のこと。
飯でも行くかと部屋を出ると、モーガン・フリーマンに似ているルームメイトがタバコを吸っていました。
軽く挨拶。
「これからどこに行くのか?」
「夕食へ」
「一緒に行こう」
と話が進み、彼に着いていくことに。

彼の英語が分からないので、翻訳アプリを使いながら会話していました。

名前はウスマン。
ギニア人。
翻訳アプリに任せているので正確かどうかも分かりませんが。
歳は若くても40代後半というところ。


最初はフードコートに連れて行ってくれました。あまり食べたいところがなかったので別のところへ。

次はインド料理店へ。
CoCo壱みたいに、ライスとルー、具材を選べます。
彼は食べないようです。
ここで違和感。

後悔ポイントその1。
あなたは食べないの?と、もっとはっきり聞くべきだった。

カレーの注文もウスマンが。
「彼は英語が話せないんだ」と言いながら注文してくれます。
カタコトでも自分で注文してきたんだけどなあ。
お金は自分で払いましたよ。


カレーは辛い。
とにかく辛い。
多分辛さは控えめのはず。
それなのに汗が止まらない。
タンドリーチキンがでかすぎる。
明日のお腹が不安です。

食べている時も、ウスマンは目の前に座っています。
食べづらいなと思いながら、何とか完食。

翻訳アプリを使いながらやり取りしていると、カレーを食べ終わるくらいで翻訳アプリに謎の文章。

「今夜はあなたの助けが必要です」

ん?
ドユコト?

さらに、
「食べ終わった後、あなたと話したい。今夜40分ください。」

んん?
話したいってこと?

とりあえず食べ終わって、店を出ました。
よくよく話を聞くと
「今晩の宿代が払えないから40リンギットくれ」
「あなただけが頼りだ」

そんなことを言っていたようです。


後悔ポイントその2
翻訳アプリに頼らなくてもいい英語力をつけていればよかった。


あー。
なるほどね。
さて困った。
何が困ったのかというと、ウスマンはぼくがどこに泊まっているか知っているということです。
40リンギットは日本円で約1600円。
宿泊費は確かにそれくらい。
思い返すとウスマンは部屋の中ではなく外のイスでくつろいでいることが多かったし、カードキーが必要な部屋の扉を開けっぱなしにしていることが多かった。金を払わずに部屋を使ってることもあったんだろうな。

リュックには鍵をしていたので何も盗まれてないですし、部屋の入り口には防犯カメラがあることも確認済みです。
所持品をどうにかされたことはないはず。

案内料ってことなんだろうけど、後出しは気分悪いよな。ただ、ここで揉めてしまうのは夜が怖い。寝込みを襲われるってことは可能性低いけど。

ということで、金を渡すことに決めました。
ただ、本当に財布の中身は20リンギットしかなかったので、

「あなたは今日泊まるために40リンギット欲しいんですね。」
「あなたには感謝しています」
「わたしはいま20リンギットしか持っていません」
「20リンギットでいいならあなたにあげます」

と、一つ一つ確認しながら話しました。

ウスマンは
「ありがとう。神に祈りながら残りの20は街で集めます。これは他の人には秘密にしたいです。あなたに祝福があらんことを。」

と言ってハグしてきました。
正直はよ宿に戻らせろと思っていると、

「連絡先を交換しよう。私は金持ちだ。日本へ行ったら会いたい。」
「facebookはやっているか?」
「Whats Appはやっているか?」
と言い出しました。

「WhatsAppはやってない」
と伝えても中々諦めず、facebookのアカウントを調べるように言ってきました。
ウスマンのアカウントを見つけることができずにいると、通りすがりの中国人に話しかけ、連絡先の交換の仕方を教えてくれと頼みだしました。

立ち止まってくれた中国人も色々と教えていましたが、ウスマンのスマホの充電が切れたようで無理だねということに。

「明日の朝、早くに出発するからシャワーもして寝ないといけない」と話すと、明日の朝に連絡先交換したいとのこと。
めんどくさと思いつつ宿の前で20リンギット渡すと、ハグ&握手をしてウスマンは大通りへ歩いていきました。

さあ、これを書いているのはウスマン事件の直後。
現地時刻22:51。

朝はどうなるのでしょうか?
できるだけ早く出発しないと。
もし会ったら嘘の番号をメモ帳に手書きして、それを渡そう。
どうなることやら。
乞うご期待。

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