「尋常じゃないイビキとの葛藤」~愛すべき野生夫~
「イビキ」ってなぜ出るの?
そう思うのは、
今に始まったことではありません。
なぜなら、タロさん(=夫)のイビキは、
ハッキリ言って、尋常じゃない!!!
週の半分は、仕事で帰ってこないタロさん。
それはそれは、静寂な夜を過ごさせていただいています。
しかし——
あとの半分は・・・
元々、タロさんのイビキは大きいんです。
おそらく、慣れていない人なら眠れないレベルでしょう。
実際、盲腸で入院したときも、同部屋の人から苦情が出たそうなんですが、
「俺、そんなん知らんし、嫌なら向こうが出ていけばいいやん!」って。
——同部屋だった方々には、心からお詫び申し上げます。
でもそれが、わが家の日常なんです。
そして、そこにお酒が入ると最悪です。
飲み会の後なんて、警戒レベルMAX状態!です。
帰ってくるなり、でーん!と大の字になり、
割れんばかりのイビキを響かせながら寝言まで言う。
これには聞きなれている私でも、さすがに眠れない——。
せめて横を向いてくれれば少しはマシになるのに・・・
枕をぶつけてみたり、身体を揺さぶってみたり、
寝返りを打たせるための、ささやかな攻防戦を試みたりします。
しかし困っているのは、それだけじゃない!
タロさんは、寝ていても、度々むくりと起き上がります。
その度に、
冷蔵庫から缶酎ハイを取り出し、一口飲んでは横になり、
今度はお菓子を開けて、バリバリ食べては横になる。
おかげで、お菓子の欠片があらゆる所に落ちてます。
そのうち机の上に置いてある飴にまで手を伸ばします。
そのまま口に放り込みペチャペチャ音をたてながら就寝——。
酷いときは、ガムを食べながら寝て、布団に練りつけられた事もしばしばありました。
でもこれ、すべて寝てるんです。
時々は覚えているらしいんですが、
大半は眠りながらの行動なんです。
それに、寝相も見事なくらい豪快です。
布団はどこかに追いやられ、近くにある物を枕にして雑魚寝状態。
突然の寝返りで、周囲の物は次々と犠牲になり、
まるで、野生動物が一緒に暮らしているかのようです。
以前、扇風機を倒して破壊してしまい、
その後もサーキュレーターを蹴り飛ばし、首振り機能が奪われました。
もはや被害は、私の睡眠だけにとどまらないのです!
私はこの光景を、いつもベッドの上から眺めています。
そして、時々「注意」もしています。
特に、寝ながらの飴は危険なので——。
だけど無意識にしているので、効き目はありません(笑)
でも最近、少し笑えないことがあります。
あの大音量のイビキが、ふっと止まる瞬間があるんです。
「やっと静かになった」と思ったら寝息すら聞こえない。
そして、その静けさが、妙に長い。
——あれ? そう思った次の瞬間、
「ガァッ!!」
と、さっきまでとは比べものにならない音量で、イビキ再開!
これが、何度も不定期に繰り返されます。
その度、私の心臓はビクッと跳ねて、タロさんの様子をそっと確認。
いま、呼吸止まってた?
これって、もしかすると睡眠時無呼吸症候群なのでは・・・
そもそも、睡眠時無呼吸症候群とは何ぞや?
寝ている間に10秒以上の無呼吸や低呼吸が繰り返される病気だとか。
放置すると、心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患のリスクが非常に高くなるそうです。
このままじゃ、危険です!!
この事を、きちんとタロさんに伝えなければ——!
仕事から帰ってきたタロさんに、それとなく話してみました。
すると、あっけなく
「うん。そやよ。」
えっ? 自覚してるじゃないですかー!?
「だから俺、横向いて寝てるやろっ」
(それは、最初だけ・・・駄目だ。話にならん!)
病院嫌いのタロさんです。
日頃から、何があっても延命治療はしないと決めています。
だから、治療という選択肢が無いんです。
もし、何かあったら——
今の穏やかな生活が、一変してしまいます。
とにかくなんとか意識を変えてもらわねば・・・。
そうだ💡動画を撮って、見せればいいんじゃない?
自分の姿を目の当たりにすれば、
これはヤバいってなるんじゃないだろうか。
さっそく、寝込みを撮影することに——
でも、そんな時って意外と何も起こらないものです。
まぁ、そのうち いつもの大いびきが炸裂するでしょう。
それから数日が過ぎ、
撮影にも成功したので、
そのイビキ動画を見せてみました。
これはさすがに自覚するでしょう。
少しは危機感を持つはず。
画面の中では、盛大に響き渡るいびき。
途中で止まり、そしてまた爆音で再開する。
——完璧だ。
私は静かに反応を待ちました。
するとタロさんは、一言。
「俺って、可愛いな♡」
(・・・え?)
どうやら我が家の野生夫は、想像以上にたくましい。
私の不安をよそに、
タロさんは、今日も豪快に眠っている・・・。
あぁ——我が家の夜は、相変わらず賑やかだぁ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
※この記事は、
「六恵堂書店🫠大好きな記事♡考察録」
「しあわせに💐✨願いを込めて👰🧑👼🦜🌈✨」
「ゆめKnow’t」 他、複数のマガジンに掲載していただいています。
読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。
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