母が帰るまでの2時間だけ、私は自由だった
ある日突然、私の足元に“自由時間”が転がり込んできた。
自由、ひとり。
私はその小さな楽園にのめり込んだ。
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小学3年生の頃、母は仕事を始め、妹たちは保育園に預けられた。
学校が終わると、私は一人で家に戻る生活になった。
「勉強しなさい」
「片付けなさい」
「ちゃんとしなさい」
家に帰ってすぐに言われる日々から、一気に開放された。
ただし、母が帰る6時までの短い時間だけだった。
家の横の倉庫の空き缶から鍵を取り出す。
小さな冒険の始まりのようで、ワクワクする。
玄関を開けると、家の中は静まり返っていた。
人の気配はなく、背伸びをして深呼吸する。
靴を脱ぎ、ランドセルを放り投げ、台所へ。
冷蔵庫の残り物を選び、テレビをつける。
その時間は、私にとってかけがえのない自由だった。
母の声が頭の中で響く。
「宿題も終わらせなさい」
でも私はテレビを止めなかった。
4時から6時までの2時間、再放送のアニメを見ながら、少しだけ宿題をする――
それが私の精いっぱいの選択だった。
母が帰宅する直前、私は慌てる。
「もう、あんたはなんでできないの!」
怒声が聞こえる前に、心のざわざわと焦りが押し寄せる。
それでも、目の前の楽しさを捨てることはできなかった。
怒られたくない――でも、勉強は嫌。
この矛盾した気持ちこそ、当時の私のすべてだった。
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🫧この形の私

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この出来事を、別の視点で読む
▷ 子供だった私の考えていたこと
▷ なぜ私は勉強しなかったのか(考察)
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▶ ︎ 次の出来事へ(弾きたかった、それだけ)
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