【CoCシナリオ公開】1時間で回せる短編タイマンシナリオ『微熱の終末、錆びついた雨音』【TRPG】
おはようございます、早坂いのるです。
今回は、「共依存」「生活感のある地獄」「祈りにも似た執着」をテーマに、少し大人でビターな雰囲気のシナリオを執筆しました。
『微熱の終末、錆びついた雨音』
「離さないで。君が与えてくれるこの痛みさえ、僕(私)にとっては生きている証なんだ。たとえこの部屋が、世界で最後の一軒になってしまったとしても。」
■シナリオ概要
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン(1人+KP)
推定時間: 45分〜1時間
推奨技能: 〈目星〉〈聞き耳〉〈応急手当(または医学)〉〈製作:料理(または生活系技能)〉
舞台: クローズド(雨の降り止まない、古びたアパート)
ロスト率: 低〜中
テーマ: 閉鎖的共依存、日常の浸食、終わりの予感
■あらすじ
外は、すべてを溶かすような「灰色の雨」が降り続いている。 二人は、どこにでもあるような、けれどどこか空虚なアパートの一室で目を覚ます。 カレンダーの日付はすべて「今日」で止まり、ドアの外には出口も階段も存在しない。 KPCはひどい熱に浮かされ、その体温は計るたびに「人間にはあり得ない数値」へと上昇している。 KPCが発熱(オーバーヒート)し、この世界の境界線とともに燃え尽きてしまう前に。 君は、冷めない微熱の正体を突き止め、彼(彼女)を「冷たい現実」へと引きずり戻さなければならない。
■ハンドアウト(HO)
PC(探索者):『体温を識る者』 君は、壊れかけた日常を繋ぎ止める重石だ。KPCの異常な熱を冷やし、彼をこちら側に留める役割がある。
KPC(キーパーNPC):『境界を溶かす者』 君の肉体は、異界の神の「炉」となっている。熱が上がるほど多幸感に包まれ、PCとの境界線が溶けて混ざり合っていく幻想を見ている。
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