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エンロン・マスクに謝謝。市場が暴落しなかった本当の理由

スペースX IPOが市場から11兆円を吸い上げた結果、日本株で起きている異変

騰落レシオ6日109.55(25日99.39)

買いたい銘柄がかなり増えてきました。

相場を見ていると、

「今日は悪材料で下げた」

という解説をよく見かけます。

しかし実際の相場はそんなに単純ではありません。

私は株価よりも先に需給を見ます。

なぜなら株価は結果であり、需給が原因だからです。

現在の市場で起きているのは、企業業績の悪化でも景気後退でもありません。

世界中の機関投資家による大規模な資金移動です。

騰落レシオが示していること

私が重視しているのは6日騰落レシオです。

25日騰落レシオは現在のようなハイボラティリティ相場では反応が遅くなります。

6日騰落レシオ

109.55

これは決して悲観する数字ではありません。

過熱感を示す120%以上には到達しておらず、かといって投げ売りが発生する70%以下でもありません。

つまり現在は、

「暴落局面」

ではなく

「資金移動局面」

と考える方が自然です。

裁定残が示す機関投資家の本音

裁定買い残は

2兆2643億円

依然として高水準を維持しています。

さらに株数ベースでも7億株前後を維持しており、機関投資家が大規模にリスクオフへ転換している状況ではありません。

もし本当に相場が危険なら、

まず裁定買い残が急減します。

しかし現状は違います。

つまり機関投資家は撤退しているのではなく、

ポジションの入れ替えを行っているだけです。

なぜ優良株まで売られるのか

答えは単純です。

現金が必要だからです。

現在の世界の機関投資家の現金比率は歴史的な低水準にあります。

その状態で史上最大規模とも言われるスペースX IPOが登場しました。

投資家は新規投資資金を捻出するため、

保有している優良株を売却する必要があります。

つまり、

悪いから売られているのではない。

現金化のために売られている。

これが今の市場で起きている本質です。

スペースXの異常な需給構造

今回のスペースX IPOで最も注目すべきは企業価値ではありません。

浮動株比率です。

通常の巨大テック企業は90%以上の株式が市場で流通しています。

しかしスペースXは数%しか市場に出回りません。

この状態でNASDAQ100への高速組み入れが行われれば、

指数連動ファンドが機械的に買い続けることになります。

つまり需給だけで株価が上昇する可能性があります。

一方で8月以降はロックアップ解除が控えています。

今度は逆に大量の売り圧力が市場へ流れ込む可能性があります。

私はこういう銘柄には近づきません。

需給を読むことはできますが、

コントロールできないからです。

今見るべきは何か

重要なのは、

今日下げたかどうかではありません。

どのセクターから資金が抜けて、

どこへ向かっているかです。

現在は

AI
半導体
光通信

から一時的な利益確定売りが出ています。

しかし業績が崩れたわけではありません。

むしろ押し目候補が増えているように見えます。

市場参加者の多くは株価だけを見ます。

私は資金の流れを見ます。

株価が下がった理由より、

誰が売っているのか。

その売りは一時的なのか。

それとも本格撤退なのか。

そこに答えがあります。

結論

今の相場は暴落ではありません。

機関投資家による資金の再配置です。

騰落レシオ109.55

裁定買い残2.26兆円

この数字を見る限り、

まだ市場全体が恐怖に支配されている状況ではありません。

むしろSQ通過後、

資金がどこへ戻るかを観察する局面です。

相場はニュースで動くように見えて、

実際にはお金の流れで動いています。

私は引き続き、

株価ではなく需給を追いかけます。

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