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エムバペ、W杯通算18得点 フランスが3発でスウェーデン撃破

フランス3-0スウェーデン。

キリアン・エムバペが2ゴール。

ブラッドリー・バルコラが1ゴール。

マイケル・オリーセは2アシストを記録した。

接戦の続いていたラウンド32で、フランスが優勝候補の力を見せつけた。

スウェーデンにボールを持たせる時間をほとんど与えない。

奪われても、すぐに寄せて回収する。

エムバペが守備ラインの背後を狙い、オリーセがその動きへ正確なパスを通す。

フランスが攻守で試合を支配した。


第1章 優勝候補の登場

ラウンド32。

負ければ大会が終わる。

ここまでのノックアウトステージでは、延長戦やPK戦が続いていた。

だが、フランスは違った。

試合開始からボールを保持する。

中盤でパスをつなぐ。

左右へ展開し、スウェーデンの守備ブロックを動かす。

ボールを奪われても、その場で複数人が寄せる。

スウェーデンにカウンターへ出る時間を与えなかった。


第2章 ギェケレシュを抑える

スウェーデンの攻撃の中心はヴィクトル・ギェケレシュ。

前線でボールをキープし、自らゴールへ向かえるストライカーだ。

スウェーデンはギェケレシュへ縦パスを入れ、そこから攻撃を組み立てようとした。

しかし、フランスのセンターバックが体を寄せる。

前を向かせない。

ボールが入れば、一人が競り、もう一人がこぼれ球を拾う。

ギェケレシュを起点にさせなかった。

相手のエースへボールを届けさせない。

これがフランスの守備だった。


第3章 決め切れない前半

フランスは何度もスウェーデンゴールへ迫った。

オリーセがオーバーヘッドを狙う。

エムバペが守備ラインの背後へ抜け出す。

一度はネットを揺らしたが、オフサイド。

さらに決定機ではシュートがポストに当たった。

ボールを支配する。

相手陣内へ押し込む。

シュートまで持ち込む。

それでも、得点だけが生まれない。

スウェーデンはゴール前に選手を固め、最後の一線で耐えていた。


第4章 ショートコーナーから先制

45分。

前半終了が近づいた時間だった。

フランスがコーナーキックを獲得する。

オリーセとウスマン・デンベレがショートコーナーを選択した。

ショートコーナーとは、ゴール前へ直接クロスを入れず、近くの味方へ短くつなぐプレーだ。

スウェーデンの守備を動かし、パスコースをつくる。

オリーセがスルーパス。

エムバペが守備ラインの背後へ抜け出した。

複数の選手に囲まれる。

それでも、細かいタッチで中央へカットイン。

ファーサイドへ右足で流し込んだ。

1-0。

決め切れなかった前半。

最後にエムバペが試合を動かした。


第5章 先制後のフランス

先制点を奪ったフランスは、後半も攻撃の強度を落とさなかった。

自陣でボールを回して時間を使うのではない。

前へ出る。

スウェーデンの守備ラインを下げる。

エムバペ、バルコラ、デンベレが幅を取り、相手の最終ラインを横へ広げる。

その間に、オリーセが中央でボールを受ける。

スウェーデンは、誰へ寄せるべきかを決められない。

フランスの攻撃が、さらに加速した。


第6章 オリーセが崩す

53分。

オリーセが中央で前を向いた。

スウェーデンの守備ラインと中盤の間に入る。

バルコラが背後へ走る。

オリーセは、その動きを見逃さない。

守備の間へスルーパスを通した。

バルコラが抜け出し、冷静にゴールへ流し込む。

2-0。

スルーパスとは、相手選手の間や背後へ通すパスだ。

受ける選手の動き。

出す選手の判断。

二つが合わなければ成立しない。

オリーセとバルコラが、スウェーデンの守備を一直線に崩した。


第7章 エムバペが再び決める

74分。

またしても、オリーセからだった。

中央でボールを持ち、エムバペの動きを確認する。

守備ラインの背後へスルーパス。

エムバペが抜け出す。

GKとの距離を見ながら、落ち着いてシュートを決めた。

3-0。

オリーセは、この試合で2アシスト。

今大会通算5アシストとなった。

エムバペだけを警戒すれば、オリーセがパスを通す。

オリーセへ寄せれば、エムバペが背後へ走る。

フランスには、一人を止めても次の選手がいる。


第8章 大会通算18得点

エムバペは、この試合の2ゴールでワールドカップ通算18得点に到達した。

ミロスラフ・クローゼを抜き、歴代2位。

まだキャリアの途中だ。

それでも、すでにワールドカップ史に名前を刻んでいる。

エムバペの強さは、スピードだけではない。

相手DFの立ち位置を見る。

走り出す瞬間を変える。

ゴール前では力まず、空いているコースへ流し込む。

速い。

うまい。

そして、勝負どころで決める。

数字が積み上がる理由が、この2ゴールに詰まっていた。


第9章 3-0以上の差

試合終了。

フランス3-0スウェーデン。

スコアは3点差。

だが、内容にはそれ以上の差があった。

フランスはボールを支配した。

ギェケレシュを起点にさせなかった。

サイドと中央を使い分けた。

守備ラインの背後へ何度も走った。

得点後も攻撃を緩めず、試合をコントロールした。

優勝候補と呼ばれるチームは、エースが得点するだけではない。

守備。

配置。

交代。

試合運び。

すべてがそろっている。


第10章 次はパラグアイ

ラウンド16の相手はパラグアイ。

ドイツをPK戦で破った、守備の強いチームだ。

パラグアイは中央に選手を固め、スペースを消す。

体を張ってクロスを跳ね返す。

簡単には守備ブロックを崩させない。

フランスに必要なのは、スウェーデン戦と同じように相手を横へ動かすこと。

オリーセが中央で受ける。

エムバペが背後へ走る。

デンベレやバルコラがサイドから仕掛ける。

世界屈指の攻撃陣と、南米の堅守。

次の試合は、まったく違う戦いになる。


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