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イケナイ・オトナの火遊び。秘密基地。

ウェーバー・スモーキーマウンテンに辿り着くまでの話

最初から、これを買おうと思っていたわけじゃない。
ただ、BBQが楽しくて、イケナイ・オトナの火遊びが楽しくて、
気がついたらのめり込んでいた。

ウェーバー57cmオリジナルケトルでスペアリブを焼く。
最初は、安定した火を作れなかった。当然だ。
火の置き方、炭の量、空気の入れ方。経験を重ね
57cmケトルは、吸気レバーの調整がしやすいことを知った。
僕はマジックでメモリを書き込んでいる。
何度も焼くうちに、火加減が、少しずつ“見える”ようになってきた。

オガ炭とブリケットの違いも、ようやく体で分かるようになった。
火の強さだけではなく、火の“性格”の違いを知る。

でも、その先にどうしても気になる領域があった。

Low & Slow。

低温で、長時間、じっくり火を入れる世界。

海外も含めた動画サイトを見れば見るほど、そこには今までの焼き方とは違う時間の流れがあった。
火をコントロールするというより、火に任せるような感覚。

そして、
アメリカンBBQ の最高峰メニューを、どうしても焼いてみたくなった。

ブリスケット。

実は3kgの塊を買ってる。
でも怖くて(笑)、冷凍したままだ。

57cmケトルでもできないことはない。
スネークメソッドのテクニックを駆使すれば出来るかも。
でも、正直に言うと、10時間近く、
一定の温度をキープして焼く自信なんて無い。

温度を安定させ続けること。
湿度を保ちながら、長時間火を入れ続けること。
“焼き続ける”ことの難しさは、もう十分わかっていたからだ。

そこで辿り着いたのが、
Weber Smokey Mountain Cooker 47cmだった。

最初は57cmと迷った。
大は小を兼ねるから、大きい方がいいんじゃないか、と。

でも、火のコントロールが難しいと聞く。
炭も大量に食うとのこと。つまり燃費の悪さ。
炭の量が多いってことは、
安定させるのに、苦労するってことらしい。
蓋を開けた時、空気が流入すると一気に燃焼が進んで温度が上がり、
下げるのに苦労する、とのこと。

何より価格が高い。

結局、47cmを選んだ。
BBQコンペの常連達でも47cmを愛用してると聞く。
扱いやすく、簡単に温度を安定させられるというのだ。
サイズは少し不安だったけれど、
実際にはコストコのスペアリブも
トリミングすれば問題なく入ると分かった。
それに肉は焼いていけば縮むしね。

購入を目的にネット検索したら9万以上する。
それだと無理、買えない。

ところがメルカリで出会ってしまった。
新品送料込み52,000円。

迷う理由はない。即ポチ。

3日後には、箱が届いた
まだ火は入れていないのに、もう次の週末のことを考えている。

ガレージには、すでにケトルが2台ある。
そこにウェーバー・スモーキーマウンテン、通称WSMが加わる。

ブリスケットはWSM。
スペアリブは57cmケトル。
野菜は47cmケトル。

BBQガレージは、最高のピットになる。

それにだ、このスモーキーマウンテンは、正真正銘のスモーカーなのだ。
つまり、燻製を作るのがとても得意。

であれば、私が釣ってきた、美味しくない鯖(笑)や、
痩せて脂のないブリの幼魚のアオやイナダ、

こいつをスモークして、
極上の食材に仕上げることも夢ではない。
アオリイカを燻製したらおいしいだろうなぁ。

考えているだけで楽しい。


このガレージは、ただのBBQスペースじゃない。
男のイケナイ火遊びの、秘密基地。
同時に修行の場でもある。

さて、週末。
いよいよ最初の火入れだ。

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