第1話:なぜ僕は“デザイナー”ではなく “コンセプター”なのか
デザイナーでも、コピーライターでも、経営者でもない。 僕が40年近く名乗り続けてきた肩書き──「コンセプター」。 まだ言葉になっていない価値を見つけ、0→1の扉をひらく仕事だ。 Be-1の誕生を経て確信した、“未来のつくり方”をここに記録する。
コンセプターをテーマに第一話から第四話まで連載する。
「なぜ僕は“デザイナー”ではなく“コンセプター”なのか」
コンセプターの始まり
世の中でよく「坂井さんはデザイナーですよね?」と聞かれる。 でも、僕は自分をデザイナーと名乗ったことがない。
絵は描ける。 だが、あえて描かない。
なぜならデザイナーが線を引いた瞬間、 発想は“自分の描ける範囲”に閉じ込められる。 僕は、もっと遠くまでイメージを飛ばしたい。
そこで自分の肩書きを「コンセプター」と発明した。 デザインより上流、企画より前。 まだ誰も言葉にしていない価値を拾い上げ、 0→1の入口をつくるのが僕の仕事だ。
長く使ってきたが、この肩書きがようやく時代に追いついた気がする。 生成AIの時代、「言葉で未来を動かす職能」が見直されているからだ。
コンセプターとは、 未来を編集する人間のことだ。次の第2話:「免許もない僕が、日産を動かした理由」は来週の火曜日の夜投稿予定
