🏛️ 館長コレクション No.002『守れなかった日が、僕を守ってくれた。』― あの日の失点が、今の僕の使命になった ―
展示作品について
僕には、今でも鮮明に覚えている一日があります。
中学校3年生の時。
僕はゴールキーパーでした。
チームの最後の砦。
ゴールキーパーは、決して一人で守るポジションではありません。
前で戦う仲間がいて、体を張って守る仲間がいて、その最後に僕がいる。
11人で守ってきたものを、最後の場所で守る役割でした。
あの日、守れなかったゴール
試合の終盤。
相手のシュートが飛んできました。
「止められる」
そう思いました。
でも、
あと少し届かなかった。
ボールはゴールの中へ。
その瞬間、
頭の中が真っ白になりました。
悔しかった。
申し訳なかった。
仲間が頑張って守ってきたものを、
最後に自分が守れなかった。
15歳の僕には、
その悔しさが大きすぎました。
失点した僕が見ていたもの
あの頃の僕は、
「なぜ止められなかったのか」
「もっとできたはずなのに」
そんな後悔ばかりを考えていました。
失点したこと。
負けたこと。
自分の力不足。
そこばかりを見ていました。
でも、長い時間が経った今なら分かります。
あの日、僕が失ったものだけではありませんでした。
あの日、僕は大切なものを受け取っていたんです。
守るという意味
ゴールキーパーは、
すべてのシュートを止められるわけではありません。
完璧な人間ではないからです。
でも、
最後までゴールの前に立つ。
仲間の想いを背負う。
失敗しても、また立ち上がる。
それがゴールキーパーの役割でした。
そして、その経験は、
形を変えて今の僕につながっています。
36年後の今
現在、僕は介護の仕事をしています。
そこで向き合うのは、
その人が生きてきた時間。
家族との思い出。
大切にしてきた人生そのものです。
そして、記憶の美術館では、
誰かの心に残っている一場面を、
言葉という形にして未来へ残しています。
昔はゴールを守っていた僕が、
今は、
人の記憶を守る仕事をしている。
そう考えると、
あの日の失点にも意味があったのだと思います。
館長として
あの日の失点は、
決して消えることはありません。
でも、
時間が経った今なら思います。
あの日守れなかったのは、
たった一つのゴールでした。
でも、その経験があったからこそ、
今の僕は、
人の記憶を。
人の想いを。
その人だけが持っている大切な物語を。
一つひとつ丁寧に守りたいと思えるようになりました。
記憶の美術館は、
ただ思い出を集める場所ではありません。
誰かの人生を。
誰かの想いを。
未来へ渡していく場所です。
忘れられてしまうかもしれない小さな記憶。
本人にとっては当たり前だった出来事。
でも、
そこには必ず、その人だけの物語があります。
だから僕は今日も、
館長として、
皆さんから預かった大切な記憶を守り続けます。
あの日、
守れなかったゴールがあったから。
今、
守りたいものが見えるようになりました。
🏛️
記憶の美術館 館長
kazuhide_journey
#記憶の美術館
#館長コレクション
#守れなかった日が僕を守ってくれた
#人生の記憶
#忘れられない一日
#あの日の記憶
#人生を変えた出来事
#過去の経験が今を作る
#失敗から学ぶ
#後悔が宝物になる
#サッカーの記憶
#ゴールキーパー
#中学3年生の思い出
#青春の一ページ
#仲間との時間
#守るということ
#誰かの人生を残す
#物語を紡ぐ
#未来へ残したい記憶
#kazuhide_journey
#283day
