春のような温かさがいつもある学校に… 全力の動と静 〜心の宝物506
🌸わずかな時間の中で
コロナ機の学校
今日の朝も、1年生の教室から、全校の巡回をスタートしました。
「○○さん、おはよう」
朝の会が始まってからでは邪魔をしてしまうので、始まる前のわずかな時間ですが、全員の席を巡り、名前を呼び、挨拶しつつ言葉を交わしていきます。
「こうちょうせんせい、ぼくね、きのうね、イオン行ったんだよ」
元気な彼は、毎日必ず何か話題を振ってくれます。
時間に追われている焦りを感じさせないように答えつつ、失礼のないように話題を終えて次の子へ。
至難の業です。しかし、こんなどきどきはらはらも、私には幸せな時間でした。
🌸全力の動と静
彼は、4年生の姉と共に、昨年度の途中で転入してきてくれました。
お父様のお仕事で海外の学校に就学していましたが、現地の激しい感染状況と、先の見えない休校によって、祖父母のいるこの地へ一時帰国しました。当初は、一時避難的な就学、彼にとっては就園でしたが、この学校にすっかりなじみ、海外の原籍校が再開した後も、継続して就学することを選択してくれたのでした。
砂が水を含むように、彼は学校生活に適応していきました。
「がっこうのたからもの」という児童会役員の言葉を素直に心に受け止め、出会う度に笑顔いっぱいの元気な挨拶で、誰に対しても心を届けます。
掃除時間になれば、雑巾が擦り切れるのではないかと思うほど力を込めて、タイル張りの床を磨きます。
「がんばりますね。ありがとう」等と声をかけようものなら、120%の力を込めてしまうので、声をかけるのが憚られるほどです。
そんな元気な君が、学年下校では、打って変わって慎重になると担任の先生から伺いました。
はしゃいでしまいがち、細い歩道から、車道へはみ出してしまいがちな通学路で、一歩一歩を刻むように、おしゃべりを控えて、丁寧に歩いていると。
動と静。一見相反するような君の様相は、しかし私には同じに見える。
君は、通学でも、きっと全力を発揮しているのだろう。
今自分が置かれている状況を踏まえ、した方がいいことはその方向に、しない方がいいことはやはりその方向に、周囲に流されることなく全力を尽くす。
そんな君の直向きさを心から大切に思う。
明日の朝も話そう。
かけがえのないあなたへ
素敵なきらめきをありがとう
出会ってくれてありがとう
生まれてきてくれてありがとう
どうか、ありのままで
どうか、幸せで
