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朝3時。渋谷駅から歩く。

朝3時。

終電はとうに終わり、
始発もまだない夜の街、渋谷。

金曜の夜。
客引きの女性や、飲み歩くサラリーマン。
男女のキャーキャーと叫ぶ声。

そしてびっくりしたのが、交通量。
予想以上に多いが、全てタクシー。

正直もっと治安は悪いだろうと思ってた。
しかしそんなことはなかった。

3時に外に出ても電車がないからかもしれない。
歩いている人の数が、それほど多くなかった。

歩いてみよう、渋谷から。

眠りの底の109

私の朝は、3時から始まる。

20時に寝て、朝3時に起きる。
それが理想の生活リズム。

私が起きる頃、渋谷はどんな街になっているんだろう?

そう思って朝3時に渋谷に来た。
おかげで生活リズムは崩れている。


きっかけは、
「旅行って何だろう?」
そう考えたことだった。

2025年の目標の1つにこんなのを掲げた。

今年は、旅行に行かない。

しかし、
結果的に大阪万博には行った。

夜行バスで、日帰りで。
ディズニーランドに行くことを旅行だと思ったことがなかったので、
大阪万博日帰りも旅行ではないはずだ、と。

同じように「500円玉を交換する目的」で、
日帰りで京都・熊本・愛媛にも出かけた。

四国や九州まで行っているのに、
これは旅行ではない、、、のか?

深夜のスクランブル交差点

終電後の渋谷に来たことがない私にとって、
朝3時の渋谷は「行ったことのない場所」になるのではないだろうか。

スクランブル交差点に立って、ドキドキした。

今帰りたくても、電車がないから帰れない。
深夜の渋谷という非日常の空間。

変な人に絡まれて、財布を盗まれないだろうかという怖さ。

いや。
頭ではわかってる。
帰りたければタクシーがあるし、
襲われたところで助けを呼べる人はたくさんいる。

今までの海外旅行で、
もっと孤独で恐怖に襲われた経験はたくさんしてきたはずだ。

なのに、
たかだか渋谷ごときでこんなにもハラハラしてしまうなんて。

夜に働く人々

せっかくだから、
早朝の渋谷・新宿・池袋を散歩しようと決めた。

もしいつか被災して帰宅困難者になったとき。
渋谷から池袋の道を知っていれば役立つかもしれない。

ちなみに、
渋谷から池袋に行く始発は山手線で4時半すぎ。
副都心線なら5時すぎになる。

渋谷から池袋はおよそ8Km。2時間弱。
始発を待って池袋に着くのと変わらない。

明るいんだけど、暗い。

原宿に向かって歩き出して思ったこと。

思ったよりも、静かで暗い。

目を凝らせばどこかで人が一人歩いているのが見える程度。
なんかもっと人が酔っ払っててうるさいと思ってた。

思ったより暗いだけで、もちろん明るい。

こんな時間でも電気がついているのか。

大都会だから、
街灯は多いと思っていたけど、建物も電気がついているとは。

冬だから寒い。
しかし、渋谷を朝から優雅に散歩している自分が妙に清々しい。

深夜に歩く弊害

あ〜、しまった。
失敗したことに気がついた。

トイレに行っておけば良かった。
この時間、トイレがどこも開いていない。

コンビニも「この時間は貸し出しません」と書いてある。
もちろん駅にも入れない。
代々木パークのトイレも、明るいけど閉鎖されている。

自販機はところどころ点在しているので、飲み物には困らない。
トイレは困る。

池袋まで2時間だから耐えられるはず。

原宿到着

こんなにガラガラなら、
表参道まで見通せているのかも。
いや、青山だって見えているかも。

こんなに広くて、
車も人もいないと信号無視をしたくなってくる。

なんたって赤信号が長いのだ。
歩行者が少ない時間なので赤信号も長く設定されているのだろう。

原宿駅

3時25分の原宿駅。
電気がついてることにびっくり。

終電後もいつも電気がついているのか、
たまたま点検か何かでついているだけか?

この道、もし街灯だけだったら結構怖いぞきっと。

静けさの中の竹下通り

地図を見ないで歩く

渋谷から池袋であれば、山手線に沿って歩けば良い。
そうすれば迷わない。

そう思っていた。
けれど、
まず渋谷駅からどっちに進めば良いかわからなくなる。

宮益坂、道玄坂、なんとか坂、、、
どの道がどこに伸びているのかわからない。


続いて、原宿。
途中で線路沿いを進めなくなった。

原宿にも、人が住む場所があるんだなあ。

幸いNTTの代々木タワーが見えるので、方角は見失わない。

しかし災害時、
このタワーの電気が消えていたら?
天気が悪く、見通しが悪かったら?


と思っていたら、都道305号に出た。
これ、渋谷からずっとこの道歩いてくれば迷わなかったかも。
徒歩だと遠回りになりそうだけど。
池袋から渋谷に行く分には迷子にならずに済むだろう。

バス停の表示を見ると、このまま進めば池袋に辿り着けそうだ。
そうか、バス停は目印になるのか。

この道は、副都心線の上を走っている。
地下鉄のため視覚的に辿ることはできないが、もう道に迷う気はしない。

路面清掃車もいた。
橋の下で寝ているホームレスもいた。
カラスもいた……と言いたかったが、カラスもまだ起きてきていなそう。

朝4時。新宿に到着

都道305号は新宿駅の前を通らない。
東新宿駅の方を通るので、山手線を見ることがない。

新大久保・高田馬場の駅前も通ることがない。

歌舞伎町や新大久保のごちゃごちゃした雰囲気も見に行きたい気持ちもあったが、今回は都道に沿うことにした。

4時にもなってくると、
通行車両はタクシー100%ではなくなってくる。

仕事中や仕事に出かける車両もちょこちょこ目にするようになる。

早朝に何かの撮影をしている人もいた。

ただ、歩いている人はほとんどいない。
LUUPやシェアサイクリングを使ってる人には何人にも抜かされた。

確かに、歩くのは馬鹿らしい。
自転車などのシェアライドで進みたくなってきた。

さすがに1時間一人で歩き続けると、疲れてきた。
昼間に歩くのとはまた違う疲労感がある。

とにかく新鮮だった。
よく知っている街並みなのに、まるで初めてきた場所のような感覚。

旅行に出かけた時以上に周りの景色がよく見える。
イヤフォンもしないと決めていた。

静かで冷たい空気を響かせて、色々な音も聞こえてくる。

始発前の西早稲田駅

4時20分、西早稲田駅に到着。
副都心線の駅は、渋谷〜池袋まで合計7駅。

西早稲田は、新宿と池袋両方から数えて2駅の真ん中に位置する。

びっくりしたのは、西早稲田から雑司ヶ谷にかけて上り坂だったこと。
てっきり「雑司ヶ」という谷の名前がついているので、下り坂だと思っていた。

近くに谷はあって、305号がその谷を通らないだけなのかもしれない。

4時50分。池袋に到着

山手線の始発と同じ到着時間。

もう5時か。
朝から2時間歩いた達成感が心地良い。

ずっと歩いていたからか、特に寒くてきついとは思わなかった。
天候にも恵まれたと思う。

毎月、やったことがないことをやる。
2026年の目標の1つをひとまずクリア!

帰りに渋谷まで電車に乗った。
15分もせずに着いちゃうのだからあっけない。


【最後まで読んでくださりありがとうございます】
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〇深夜の渋谷を歩いた理由。
そのきっかけは、2026年の目標で決めた1冊を読んだこと

〇 大阪万博、日帰り体験記


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