トレーダーの週末は、相場から離れていい。何もしない時間も仕事の一部だと思う。
土日、みんな何してるんだろう。
昔の僕だったら、負けたトレードを振り返ったり、YouTubeでFXの動画を見たり、新しい手法を探したり、過去検証をしたり、チャートを開いて来週の相場を考えたり。
相場が動いていない土日ですら、頭の中はずっとFXだった時期がありました。
もちろん、それが楽しいならいいと思います。最高のトレードを振り返る週末もいい。悔しかったトレードを検証する週末もいい。ビットコインをトレードするのもいい。家族と旅行に行くのもいい。一人で好きなものを食べに行くのもいい。どれも正解だと思います。
ただ、今の僕は、相場から離れて、頭を空っぽにする時間をかなり大切にしています。
トレードについて考えない。チャートを見ない。勝ち負けを振り返らない。何かを改善しようともしない。ただ普通に生活する。
以前の僕だったら、こういう時間を少しもったいないと思っていたかもしれません。
でも今は、この「何もしない時間」も、長くトレードを続けていくために必要な時間なんじゃないかと思っています。
FXを仕事にしたいのに、24時間FXのことを考えていた
僕はFXを仕事にしたいと思っています。
でも以前の僕がやっていたことを振り返ると、仕事というより、FXに生活を支配されていたに近かったような気がします。
平日はチャートを見る。トレードする。負けたら悔しくなる。終わってから反省する。
SNSを開けば、他人の利益報告が流れてくる。「今日○○万円」「今月○○万円」そんな投稿を見ると、またFXについて考える。
そして土日になっても、今週何がダメだったんだろう。もっと良い方法はないかな。来週こそ勝ちたい。そんなことを考える。
これでは頭が休まる時間がありません。
FXを仕事にしたいはずなのに、仕事と生活の境界線がなくなっていました。
「努力する」と「ずっと考える」は違う
昔の僕は、FXのことを考えている時間が長いほど、努力していると思っていました。
チャートを見る。勉強する。検証する。SNSを見る。トレーダーの動画を見る。またチャートを見る。
そうやってFXに触れ続けることが、上達につながると思っていた。
もちろん、勉強する時期も必要です。検証する時間も必要です。記録を振り返ることも必要です。
でも、ずっと考え続ける必要があるかというと、今は違うと思っています。
むしろ考え続けることで、自分の中に余計なものが増えることがあります。新しい手法。新しい考え方。他人の相場観。他人の利益。他人のエントリー。
それらが頭に入り続けると、月曜日にチャートを開いたとき、自分が何をする人だったのか分からなくなる。
僕にはそんなことが何度もありました。
プロなら、休みの日まで仕事をし続ける必要はない
最近、自分の中に一つの基準があります。
「自分がプロのFXトレーダーだったら、どうするだろう?」という基準です。
プロなら資金管理をする。プロなら記録を残す。プロなら手法を一貫させる。プロなら5連敗くらいは想定している。プロなら一回のトレードに大量のエネルギーを使わない。プロなら期待値を淡々と積み上げる。プロなら自分がやっていることを言語化できる。
では、プロなら土日はどうするだろう。
僕は、必要な仕事が終わったなら、普通に休むんじゃないかと思うようになりました。
仕事としてFXをするなら、仕事ではない時間があっていい。むしろ、その方が自然です。
月曜日に「同じ自分」で戻ってくるために休む
僕が今大事にしたいのは、月曜日にまた、同じ状態でチャートの前に座れることです。
金曜日に負けたから、土日に必死で新しい手法を探して、月曜日から違うことをする。
金曜日に勝ったから、土日にもっと攻める方法を考えて、月曜日からリスクを上げる。
そうではなく、金曜日に勝っても負けても、一度相場から離れる。
そして月曜日になったら、また同じルールに戻る。同じ時間に見る。同じ順番で分析する。同じ条件を待つ。同じリスクを取る。そして終わったら同じように記録する。
週末に何かを変える必要はない。月曜日にまた、先週と同じ仕事ができればいい。最近はそう考えています。
何もしない時間は、何も生んでいないわけではない
何もしない時間というと、少しネガティブに聞こえるかもしれません。暇。無駄。生産性がない。何も進んでいない。
でも、本当にそうでしょうか。
散歩する。カフェでぼーっとする。家族とご飯を食べる。旅行に行く。一人で好きなものを食べる。昼寝する。何も考えずに景色を見る。
そこには、トレードの利益もありません。検証結果もありません。新しい知識も増えないかもしれません。
でも、頭の中に余白が戻ってくる。
これはトレーダーにとって、意外と大きいと思っています。
余白がなくなると、相場で「何かしたくなる」
僕自身、頭に余裕がないときほど、チャートを見て何かしたくなります。
エントリーしたい。早く結果が欲しい。今日も利益を出したい。何もしないで終わるのが嫌だ。
そして、本来なら待てるところで待てなくなる。
逆に頭に余白があると、「今日はないな」で終われる。
これって、トレード技術だけの問題ではないと思っています。相場以外の時間をどう過ごしているかも、チャートの前の自分に持ち込まれる。
だから僕は、トレードしていない時間も大切にしたい。
土日に負けを取り返そうとしなくていい
特に負けた週。これは昔の僕なら危なかったです。
今週負けた。悔しい。なんとかしたい。土日に振り返る。原因を探す。もっといい方法を探す。
月曜日には、「今週こそ取り返す」という状態で相場に戻る。
でもこの時点で、すでに次のトレードに余計な意味が乗っています。
月曜日の一回は、先週の損失を取り返すためのトレードではありません。ただの次の一回です。
5連敗していたとしても同じ。次にやることは、自分の条件が来るまで待って、決めたリスクで入るだけ。
だったら、土日にまで先週の負けを背負う必要はない。金曜日で一度終わらせる。そして月曜日は、またゼロから仕事を始める。
その切り替えのためにも、相場から離れる時間は必要なんだと思います。
トレードで食っていくなら、トレード以外の人生も残したい
これは僕にとって、結構大きなテーマです。
FXで食っていけるようになる。収益が増える。資金が大きくなる。それ自体はもちろん嬉しいです。
でも、その代わりに一日中チャートを見て、土日もFXのことを考えて、常に利益と損失に感情を動かされている。
それが僕の欲しかった生活なのか。今は少し違うと思っています。
むしろ僕が作りたいのは、トレードが人生の中心にない状態です。
トレードは仕事。条件が来たらやる。終わったら閉じる。そして普通の生活に戻る。
旅行に行く。ご飯を食べる。散歩する。カフェに行く。何もしない。大切な人と過ごす。
そういう時間がちゃんと残っている。そのためにFXをやっているはずです。
上手くなるほど、相場から離れられるのかもしれない
昔は、上手いトレーダーほどチャートを見ていると思っていました。ずっと相場を研究して、ものすごい集中力で値動きを読んでいる。そんなイメージでした。
でも最近は逆です。
自分がやることが決まっているから、必要以上に見なくていい。自分の条件が分かっているから、それ以外を追わなくていい。リスクが決まっているから、一回の負けを引きずらなくていい。期待値で考えているから、今日勝つ必要もない。
だから、相場から離れられる。
もしかすると、これも一つの成長なのかもしれません。
「何もしない週末」も正解にしたい
土日、何をするか。
最高のトレードを振り返ってもいい。悔しかったトレードを検証してもいい。ビットコインを触ってもいい。家族と旅行に行ってもいい。一人で美味しいものを食べてもいい。どれも正解だと思います。
そして、もう一つ。
何もしない。
これも正解にしたい。相場を見ない。FXの勉強もしない。改善もしない。ただ頭を空っぽにして、普通に週末を過ごす。
そして月曜日になったら、また同じルーティンに戻る。同じ条件を待つ。同じリスクを取る。同じように記録する。それでいい。
プロとして長くトレードを続けていくなら、必要なのは365日相場のことを考え続けることではなく、必要なときに必要な仕事をして、それ以外ではちゃんと相場を手放せること。
今の僕は、そんなトレーダーでありたいと思っています。
トレードする時間も大事。でも、トレードしない時間も同じくらい大事。
何もしない週末は、何も積み上がっていないように見えて、実は月曜日からまた淡々と期待値を積み上げるための、大切な時間なのかもしれません。
Life Shift Trader.
聖杯探し、卒業中。
