“生きるために生きる”という選択
はじめに
『すぐに入院の手続きをしましょう』
それを聞いた私は「何を言っているんですか?」と返してしまいました。そのときの医師の表情は、ぼんやりと覚えています。
あの頃の記憶は、今も、あいまいです。
でも、たしかに私はそこにいて、生きようとしていました。
この記事には、精神的不調や体調異変・希死念慮などの記述を含みます。体調や気分がすぐれない方は、先に進まれませんよう。
これは、ある一時期に苦しみながら生きていた、私の記録です。
第0章 あの日、世界が変わった
あの日私は、何度も立ち上がったけれど、何度も気を失った。気づいたらまた床に倒れていました。
手に持っていた資料が、バラバラと床に散らばる。それをぼんやり見ていたら、胸の奥がざわざわしてきて、泣くでも怒るでもない、どうしようもない感情がこみ上げてきたのです。
拾い集める気力も出ず、ただその場で立ち尽くしていました。
スマートフォンの通知を見た瞬間、目の奥でフラッシュが何度も連続しました。
気づいた時には、スマートフォンを床に叩きつけて、そのまま、何も持たずに、裸足のまま外に飛び出していました。
その日から、少しずつ、でも確実に、私の世界は変わりはじめたのです。

※ここから先には、具体的な体験や病名・治療・副作用・回復までの日々が続きます。ご自身の心と相談しながら、読めそうだなと思ったら、続きに進んでいただけますように。
第1章 日常に忍び込む、幻聴の恐怖
最初に聴こえたのは、
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