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第3章 101号室 福田 敬子(前編) |わかっていた  Hindsight Bias — Origin

📚 連作短編「隣人|Eight Biases」

東京郊外の集合住宅に住む8人の住人を、行動経済学のバイアスで描く連作短編。全12話・完結済み全話 完全無料で、いまから最後まで一気に読めます。

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平成六年の春、敬子は三十二歳で、その日は、彼女にとって教師としての最後の放課後だった。
午後の光が、校舎の職員室の窓から斜めに落ちている。春の光はまだ少し薄くて、長い廊下の奥まで届かずに、途中で途切れていた。敬子は教師机の椅子に座って、今年度の卒業生の進路希望票の束を最後の一枚まで通し読みしていた。
七年勤めたこの中学校を春で辞めることが、もう一ヶ月前に決まっていた。夫の転勤に合わせて、家族で郊外のマンションに引っ越す。辞めるのは、自分で決めたことだった。未練はなかった。ただこの最後の日だけは、丁寧に終わらせたい、と思っていた。最後の進路票、最後の面談、最後の職員室の湯呑み。
机の上の最後の一枚。三年二組・横山 佳奈 の進路希望票を敬子はじっと見ていた。
佳奈は、よく目立つ生徒ではなかった。教室のいちばん窓際の席で、授業中にノートに細かい絵を描いているところを敬子は何度か見たことがある。注意すれば素直にやめる子で、テストの点は中くらい、特別強い科目も、特別苦手な科目もなかった。母子家庭で母親はパート勤務、と担任の記録には書いてあった。
いま、敬子の手元の進路希望票の第一志望欄には、「県立芸術工芸高校・工芸デザイン科」という敬子が七年間で一度も生徒の票に見たことのない校名が、丁寧な字で記されていた。第二志望にも、同系統の別の高校。第三志望欄は、空白のまま残されていた。
敬子は、その票を一度閉じて、また開いた。
ボールペンを持ち直して、手元のメモに今日の面談の要点を書き出していく。
一、この地域から芸工系に進学した先輩はきわめて少ない。就職口が狭い。
二、本人は明確な将来設計の根拠を示していない。
三、家庭からの援助の見込みは限定的。
四、推薦枠なし。合格の保証もない。
ひとつひとつ書きながら、敬子は自分の判断が、教師としての良識の範囲内で正しいということを確かめていった。感情で止めるのではない。論理で事実の積み重ねで、止める。止めることが、この子のためになる。止めなかったことで、この子が数年後に途方に暮れる可能性を敬子は教師として、回避してやらなければならない、と思った。
三時半、ドアがノックされて、佳奈が入ってきた。
白いブラウスに紺のスカートの制服。髪を肩のあたりで一本にまとめていた。小さく会釈して、敬子の前の丸椅子に、背筋を少し緊張させて座った。
「横山さん、志望校のことでもう一度だけお話ししたくて呼んだの」
はい、と佳奈は小さな声で答えた。
敬子は、あらかじめ揃えてあった資料を机の上に開いた。卒業後の進路、定員偏差値通学時間、そしてここ数年のこの中学からの進学実績。ほぼない。佳奈は、敬子の指差す数字を順に目で追った。
「この学校に行きたい、って気持ちは、わかるの。ただ先生がいちばん心配なのは、ここを出てから横山さんの生活がどうなるか、ということ。お家のお母さんのことも、考えないといけないと思うの。大学進学も現実的に見える普通科に行っておけば、選べる道が、いまよりずっと広くなる。今決めるのは、今のあなたが選ぶことじゃなくて、三年後五年後のあなたが選べる範囲を広くしてあげることだと、先生は思うのよ」
佳奈は、じっと資料を見ていた。返事をしなかった。
敬子は、さらに具体的に提案した。
「だから先生は、第一志望のほう、このあたりのこの普通科に書き換えてもらうのが、いちばんいいと思うの。絵は、続けていいのよ。高校に入ってからも、大学に行ってからも、続ける場所はある。ただそれを職業にすると今の段階で決めてしまうのは、先生はあなたに勧めないわ」
佳奈は、一度口を開きかけて、また閉じた。
そのとき、佳奈の目に何かが宿って、すぐに消えた。涙ではなかった。怒りでもなかった。敬子には、それが何だったのか、正直に言えば、見えなかった。見えなかったが、大きな動揺ではなかった、と敬子は判断した。
「はい。考えてみます」と佳奈は言った。
小さな声だった。
敬子は、自分の仕事をきちんと終えたつもりで、少しだけ微笑んだ。春の光が、窓から職員室にまだ差していた。最後の面談は穏やかに終わった。これが自分の最後の仕事で、そう終えられたことに、敬子は少しだけ、安堵していた。
佳奈は、その二日後、新しい進路希望票を提出した。第一志望は、敬子が示した普通科の高校に、書き換えられていた。

四月の終わり、辞表が受理された数日後、敬子は夫と一緒に、グランドコート桐ヶ丘の 101 号室の玄関を初めてくぐった。
築一年目。外壁の白がまだ新しく、春の光を反射していた。エントランスを入ってすぐ右手に、ガラス張りの小さな部屋があった。木のカウンターの向こうに、六十近くに見える小柄な男性が、眼鏡の奥からこちらを見て、立ち上がって会釈をしてくれた。
「坂下と申します。管理人をしております」
敬子と夫は、同じように会釈した。夫が「福田です、よろしくお願いします」と答え敬子も続いて頭を下げた。坂下さんは、引越しの段ボールの搬入経路を丁寧に説明してくれた。エレベーターの使い方、ゴミ出しの曜日、共用部の電灯のこと。説明する声が落ち着いていた。
「坂下さんも、こちらにお住まいで?」と敬子は何気なく訊いた。
「ええ上のほうに管理人用の部屋がひとつございまして」
坂下さんは、天井の方を指先で指して、少しだけ微笑んだ。それ以上は言わなかった。
夫が、後で掲示板の間取り図を見ながら、敬子に言った。
「ほらここ。八階のいちばん端、ぽつんと『801』って書いてあるだろう。一戸だけ、管理人さん用になってるらしいよ。さっき聞いた」
敬子は、夫が指す先を目で追った。用紙の右端の八階の部分。ほかの階には 201 から 205、301 から 305 と、部屋番号が五つずつ並んでいるのに、八階だけは「801」とひとつ小さく印字されていて、その横が、ただの余白になっていた。
ふうん、と敬子は思った。それ以上のことは、考えなかった。
段ボールは、午後のうちに全部 101 号室に運び込まれた。夕方夫と七歳の息子・和彦と三人で、まだ家具のほとんど配置されていない畳の上に、紙皿のサンドイッチを並べて食べた。窓の外はもう夕暮れで、桐ヶ丘の坂の下のほうから、子どもの笑い声が遠く聞こえていた。
和彦は、紙皿の上のパンを右手で取って、左手で端を折りたたみながら、ぽつりと言った。
「お母さん、今日学校で最後の日だったんでしょう」
そうよ、と敬子は答えた。
「さびしい?」
敬子は、少し考えてから「ううん大丈夫」と答えた。そう答えるのが、あの日の自分にとって、いちばん整った答えだったから。
夜の十時過ぎ、和彦を風呂に入れて寝かしつけた後、敬子は夫と二人で、まだ段ボール箱が積まれたままのリビングの床に、クッションを並べて座っていた。テレビはまだつないでいなかった。夫が、帰り道のコンビニで買ってきた缶ビールを二本、床に置いた。
「お疲れさま。長かったな、この一ヶ月」
夫はそう言って、缶を開けた。敬子もひとつ、もらった。少しだけ、口をつけた。
しばらく、何も話さないまま、二人で部屋の天井の小さな電球の光を見ていた。二十ワットの光が、まだ段ボールの影をあちこちに落としている。何も置かれていない壁が、広く見えた。
「今日の最後の面談のこと、さっき和彦に話しかけたら、話を逸らされたよ」と夫が言った。
敬子は、少し意外だった。
「和彦何か言ってた?」
「そんなにたくさんは。ただあの横山って子、かわいそう、って」
和彦が「かわいそう」という言葉を使うのを聞くのは、その日が初めてだった。七歳の子どもが、その言葉をきちんと使える年齢だとは、敬子は思っていなかった。敬子は、自分の湯呑みのビールを少し見つめた。
「どうして、そんなふうに思ったのかしら」
「よくはわからなかったけどね。ただ何となく、だろう」
夫は、自分の缶を半分ほど飲んでから、静かに続けた。
「あの子本当に向いてなかったのか」
敬子は、息を一度、止めた。
「向いていない、とは言ってない。これから選べる道が広がるように、普通科を勧めただけ」
「そうか」
夫の「そうか」は、褒めの響きではなかった。責めているわけでもなかった。ただ相槌として出された「そうか」でそのあとが続かない種類の曖昧な「そうか」だった。
敬子は、その曖昧さをどう受け取ればいいのか、その場で決めかねた。仕事の判断を家族の判断で上書きされたくはなかったし、かといって、夫が一言で自分に賛成してくれるのを期待していたわけでもなかった。ただ「そうか」という音のその後の空白が、想像より長く残った。
しばらくして、夫は話題を変えた。
「明日は段ボール、半分でも開けようか。全部やったらまた疲れるし」
「うんそうね」
それきり、引越しの話と、仕事の話とあの子の話は、夜のうちには、もう出てこなかった。
夫が先に寝室に行って、敬子はひとり、段ボール箱の隙間に腰を下ろして、もう少しだけ起きていた。教員をしていた最後の一年で出会った生徒の顔が、ひとつずつ、ゆっくり浮かんでは消えた。多くの子は、敬子の言葉に素直に頷いて、そのとおりに進路を決めていった。そのほうが、結局はこの子たちの人生にとって良かったはずだ、と敬子は信じていた。信じていないと、七年間の仕事の意味そのものが、今ここで崩れてしまうような気がした。
横山 佳奈の顔だけが、少し長く、残った。
あの最後の一瞬、佳奈の目に宿った何か。敬子には、それが何だったのか、あの場では見えなかった。今もまだ、見えない。でも、あれは大きな動揺ではなかった、と敬子は自分のなかで、もう一度だけ確認した。
きっと、あの子も、今頃は、普通科に進むことを自分で納得しているはずだ。そう思うことにした。
敬子は立ち上がって、リビングの電気を消した。段ボール箱の影が、真っ暗になって、見えなくなった。
一年が経った。
平成七年の夏、敬子は三十三歳になり、和彦は小学校二年生になっていた。グランドコート桐ヶ丘での暮らしは、少しずつ、家族にとっての「当たり前」になり始めていた。敬子は教員を辞めたあと、近所の教育書店でパートを始めていた。週に三日、午前中だけ。仕事と呼ぶにはささやかだったが、家の中にひとりでいるよりは、肌に合う時間だった。
七月の中旬、郵便受けを開けたとき、電気料金の通知と、スーパーのチラシに混ざって、白い角封筒がひとつ、入っていた。
宛名は、敬子の旧姓と、前の中学校名だった。何度か転送されているらしく、封筒の角には、見覚えのある中学校の事務の判子と、郵便局のシールが何枚か貼り重なっていた。差出人は、横山 佳奈 とあった。
敬子は、その封筒をキッチンのテーブルに置いたまま、一度夕食の支度を始めた。和彦はリビングで、夕方のアニメを見ていた。夫はまだ帰ってこなかった。
夕食の支度をすべて終えて、和彦が自分の部屋にアニメの続きを見に行ったあと、敬子はようやく、その封筒の端を爪で切った。中に便箋が二枚、入っていた。
「福田先生
お久しぶりです。横山 佳奈です。先生がご結婚されてお引越しをなさったと、卒業式の前に隣の席の先生から伺いました。このお手紙、ちゃんと先生のお手元に届くといいな、と思いながら書いています。
わたし、あのあと先生のアドバイスどおり、県立の普通科高校に進みました。いまは一年生の夏で、ようやく生活に慣れてきたところです。成績は真ん中の少し下の方です。勉強はそんなに好きではないですが、友達はできました。通学は自転車で三十分ですが、坂が多くて、毎朝少し遅刻しそうになります。
美術部に入りました。部員は十人くらいしかいませんが、みんな静かで放課後にぽつぽつとスケッチをしています。先生はたぶん、ここで絵を続けられるなら、それでいいのよ、とおっしゃっていたと思います。確かに続けられています。
将来のことは、まだ決めていません。高校を出たら、どうするのか、正直まだ見えていません。普通の事務職に就くのかもしれないし、進学するのかもしれません。先生があのとき教えてくださったことをちゃんと考えながら、これからも決めていきます。
最後にひとつだけお伝えしたくて、このお手紙を書いています。
あのとき、先生のお部屋を出たあと、わたし、本当は泣きました。
ただ、それだけで先生を責めているわけでは、全然ないんです。あの日の先生のお話は、家に帰ってから何度も思い返しました。先生がおっしゃったこと、ひとつずつ、確かに正しいと思いました。だから泣いたのは、先生のせいではなくて、自分で自分の夢をもう少し強く持ち続けていられなかった自分のせいだと、今でも思っています。
それでも、あのことを一度だけ先生にお伝えしておきたかったんです。先生が、わたしのことを覚えてくださっていたら、嬉しいです。
お体に気をつけて、新しいお住まいでも、お幸せにお過ごしください。
横山 佳奈」
敬子は、便箋を丁寧にたたんだ。
八時十七分、キッチンの壁掛け時計の秒針が、いちばん上を静かに通過した。
敬子はしばらく、椅子に座ったまま、動かなかった。便箋の中のどの段落も、穏やかに書かれていた。佳奈は、敬子を責めていない。責めていないことをわざわざ書き添えている。それがいちばん、敬子の教師としての判断を事後に肯定してくれている文面だった。
敬子は、後半の「あのとき、本当は泣きました」という一行を確かに読んでいた。意味も、理解していた。ただそのあとに続く「先生を責めているわけではない」「自分のせい」という行が、敬子のなかでその一行を柔らかく覆っていった。
いい子だな、と敬子は思った。
そして、そのいい子が書いた「本当は泣きました」の一行を敬子はその日の日記のなかには、書かなかった。書く意味がない、と判断した。その日の日記に記したのは、「卒業生の横山さんからの手紙。普通科でよくやっているとの報告。安心した」という三行だけだった。
その三行の下に、敬子は後になって、小さな字で一行を書き足した。
「『本当は泣きました』の行を今日は読み飛ばした」
書き終えて、敬子は日記を閉じた。それが、後知恵バイアスの静かな、最初の一行だった。のちに敬子自身が、その書き添えた一行さえ、読み飛ばしていくことになる。その未来を三十三歳の敬子は、まだ知らなかった。
秋が深まった頃、敬子は夕方の買い物の帰りに、マンションのエントランスで、管理人の坂下さんと、短く挨拶を交わした。
坂下さんは、ちょうど掲示板の告知ポスターを古いものから新しいものへ貼り替えているところだった。この建物の最初の住人たちが、坂下さんに頼んで、毎週火曜日の朝に、一階の郵便受けの前に花を一輪置く慣例を始めたのだと、敬子は引っ越してすぐの頃に、別の住人から聞いていた。
「福田さん、今日もお帰りなさい」
「坂下さん、いつもありがとうございます」
「いえいえ」
坂下さんは、眼鏡の位置を指で少し押し上げた。その仕草は、敬子にとってもう見慣れたものになっていた。坂下さんは、引越しの日から数えてもまだ半年も付き合いがないのに、もう何年も前からここに住んでいる古い叔父のような気配を敬子のなかで少しずつ帯び始めていた。
エントランスから 101 号室までの共用廊下のちょうど中ほどに、エレベーターホールがあった。敬子は、いつもどおり、その前を通り過ぎようとして、ふと足を止めた。
エレベーターの階数表示の数字が、ちょうど、八から降りてきたところだった。八七六五四と数字が並んで落ちて、一で止まった。扉が開いた。中には誰もいなかった。
呼び出した覚えはない。誰かが八階で扉を閉めて、途中で降りたのか、あるいは誰も乗らないまま、ただ階数だけが動いていたのか、敬子にはわからなかった。
敬子は、エレベーターの横にある、階段の吹き抜けを見上げた。建物を建てるときに、風通しと採光のために、一階から最上階まで縦に開けてあるその空間を敬子は、引っ越してきた日以来、何度もただそこにあるものとして通り過ぎていた。
吹き抜けのずっと上、八階のいちばん端の窓に、小さな明かりがついているのが見えた。カーテンが、風で静かに揺れていた。
敬子は、その光から目を離せなかった。
無人のエレベーターの扉が、ゆっくりと閉まった。
夫が引越しの日に言った「管理人さん用の部屋が、上にひとつ」という声が、頭の端で遠く蘇った。坂下さん、と敬子は、心のなかで小さく呼びかけてみた。あの光は、坂下さんの部屋の光なのだろう。
ただ、今の光は、役割だけで住んでいる人の光ではなかった。誰かが、そこでほんとうに暮らしている、という種類の光だった。朝の支度をして、夜にカーテンを閉めて、明日のことを少しだけ考えながら眠る、その重さの光だった。
敬子は、その重さをどう扱えばいいのか、決めかねたまま、しばらく、吹き抜けの下で上を見上げていた。
やがて、視線をゆっくり下ろして、敬子は、廊下の続きを101 号室のほうへまた歩き始めた。ドアの鍵を開けるとき、敬子は、自分でも説明のつかないまま、ひとつのことを決めていた。
あの光のことをしばらく、誰にも言わないでおこう。
夫にも、和彦にも、坂下さん本人にも。
理由はない。ただその光をいま自分がまだ見たばかりの状態のまま、自分の中にだけ置いておきたかった。口に出して言葉にすると、何かが決まってしまう気がしたのかもしれない。あるいは、何も決めたくない朝が、誰にでもあるように、何も決めたくない夕暮れが、敬子にもあった、ということだったのかもしれない。
101 号室のドアを開けて、敬子は、「ただいま」と言った。和彦の「おかえり」という声が、テレビの音の向こうから返ってきた。台所の時計は、ちょうど六時を指していた。
敬子は、買い物袋を冷蔵庫の前に置いて、上着を脱ぎながら、一度だけ天井を見上げた。
八階のその光が、今もまだ、ついている気がした。



次回|第4章「701号室 松本 久子 |気のせいだ」
夜勤明けの朝、ある女の子の目と、偶然合った。
何かがある、と思った。でも、気のせいだ。それ以上は考えなかった。

👉 次章を読む:第4章「701号室 松本 久子 |気のせいだ」
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