#15【実録】出産した日…病院の前に元旦那の浮気相手が現れた話
臨月を迎えた4月…
離婚したのに
家に平然と帰ってくる元旦那との生活は
3ヶ月目に突入していた。
———
元旦那の行動を
気にしなくなった途端
穏やかな生活が戻ってきて
私はマタニティーライフを
満喫していた。
———
4月23日 am4:00
おしるしがあった。
その日はあまり眠れなくて
夜中中ずっと映画を観ていた。
そこから30分おきに
陣痛が始まり
病院に電話をした。
「5分おきになったら来てください」
———
妊娠生活でしなくていいような
経験を経たせいか
出産への覚悟が
決まっていたせいなのか
はたまた5人兄弟の末っ子の出産に
小4の時に立ち会ったせいなのか
私は意外に落ち着いていた。
———
am6:00
元旦那に電話をかけた。
元旦那は友達とファミレスで
大富豪をして遊んでいた。
元々産まれそうになったら
連絡してねと言われていたので
一応連絡をいれた。
もはや車を持っていなかった元旦那は
私の車で遊びに出かけていたので
帰ってきてもらうしかなかったのだ。
———
am7:00
元旦那が帰ってきた。
8時には陣痛が5分おきになり
元旦那の運転で病院に向かった。
医療事務をしていた時お世話になった総合病院。
子宮口は3センチ。
「初産なので
16時間はかかります」
先生にそう言われ
元旦那には一旦帰ってもらった。
とうとう
あなたに会えるのね。
———
陣痛はとにかく痛く
腰が砕けるんじゃないかとも
思うくらいだったんだけど
お腹の中で
私をずっと支えててくれた娘に
やっと会えると思うと
このくらいの痛みなんて
と思えた。
———
pm12:30
お昼に看護師さんが
声をかけてきた。
「食べないと
体力がもたないよ」
痛みはピークだった。
首を横に振るのがやっとだった。
「トイレは大丈夫?」
「なにか出そう…」
看護師さんがそっと
服をめくった。
「頭出てるよ!」
そこからは早かった。
すぐに分娩室に移され
たった5分。
———
pm12:37
娘が泣いた…
はじめて聞く
娘の泣き声だった。
小さなその子が
私の顔の隣に
連れてこられた。
涙が出た。
やっと会えたね。
小さくシワシワなお顔のおちびちゃん。
あの日のあの時の感動は
本当に忘れられない…
———
でもすぐに
「呼吸が落ち着かない」と言われ
連れていかれてしまった。
この子になにかあったらと
気が気じゃなく
病室に私だけ移されてからも
看護士さんに何度も
大丈夫か尋ねたのを覚えている。
———
落ち着くためにも
誰かと話したくて
元旦那に
生まれたことを知らせた。
そして親友にも
電話した。
その電話で知った。
———
私が出産している間に
浮気相手が親友の番号を
知り合いから聞き出して
電話をかけてきていたこと。
60キロの道のりを越えて
親友に会いに来ていたこと。
出産前日に元旦那が
浮気相手に
別れを告げていたこと。
連絡を無視され続けた浮気相手は
婚約破棄だと騒いでいた。
———
親友は私が出産したことを伝え
知っている全てを
話したと言った。
それを聞いた浮気相手は
半狂乱になって
「病院に乗り込む」
と騒いだ。
親友が必死で
止めてくれた。
でも後から知ったことだが
浮気相手は親友の制止を聞かず
本当に病院まで来ていた。
面会は決まった人しか
入れない病院だったので
会わずには済んだ。
———
こんな幸せの瞬間に…
こんな尊い日に…
聞かなきゃならない話なの?
こんなに大切な日を
台無しにしてほしくなかった。
娘を産んだ時とは違う涙が
流れた…
———
その時
娘が病室に運ばれてきた。
スヤスヤと
可愛く眠っていた。
その顔を見た瞬間…
涙がとまった。
泣いている場合じゃない。
この子のためにも
私は強くなる。
———
きっとタイムリープができて
過去を変えられるとしても
私はまた同じ道を選ぶ…
だってあの人を選ばなければ
娘に会えなかったから。
———
産まれてきてくれて
本当にありがとう🤍
お腹にあなたができたと
知った瞬間から
毎日毎日大好きが
止まらないよ。

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