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【番外編】大造じいさんとガン

チョベリバ
MK5が流行った年。


私は小学5年生だった。


たまごっちを持ち
シノラーもどきの
ジャラジャラした玩具のブレスをつけ
こっくりさんに恐怖して
マキバオウの音楽にあわせて走らされてたあの頃。

他愛ない事で笑って
他愛ない事で喧嘩して

私たちは田舎の小学生を満喫していた。


とある日の国語の時間。

単元は
【大造じいさんとガン】。

「しゅうちゃんこの漢字読める?」
ソバージュをかけたイケてる女担任の先生が
ひとりの男子生徒に質問した。

黒板には
【残雪】とかいてあった。

「のこりゆきー」
しゅうちゃんは元気に答えた。

「はい。ちがいまーす。ざんせつです」



「がーーーーん」



しゅうちゃんが言った。



そこから私たちのクラスでは
ショックをうけた時


「マジざんせつーーー」


と言うのが流行った。


他のクラスの子たちにはわからない
私たちだけの言葉。



大造じいさんとガンの内容は
全く思い出せない。

そんな小学5年生の思い出。

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