見出し画像

『マンダロリアン・アンド・グローグー』壮大な宇宙アトラクション(ネタバレなし雑感)🌌

 映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』(Star Wars The Mandalorian & Grogu)を上映日朝一で観てきました。🛰️感想のまとめは、文章の最後に🛰️

 スター・ウォーズといえば、スカイウォーカー(Skywalker)一族の神話的な物語だけでなく、宇宙に生きる人々の戦いの物語でもあります🌌。今回は、一匹狼の賞金稼ぎ(Bounty Hunter)であるマンダロリアンと、ベビーヨーダ (Baby Yoda) ことグローグー(Grogu)が、任務の旅を通して愛と絆が描かれていました。

 主人公のマンダロリアンは、Skywalker家族神話のEpisode II-The Clone Wars クローンの攻撃で家族を失ったあの男の子、ディン・ジャリン(Din Djarin)でした。共和国側のジェダイ(Jedi)と、分離主義勢力のドゥークー伯爵(Dooku)による戦争の中で生まれた戦争孤児。正義が崩壊した後に残る印象的なシーン🎬ほんの一瞬の伏線でしたが、そこから別の物語が始まっていたのです。なんとも皮肉な話です。銀河は単純な勧善懲悪だけでは終わらないことでしょうね。

 マンダロリアン族とは、賞金稼ぎ(Bounty Hunter)と呼ばれ、ジェダイとは別系統で、フォースも使えず、鎧の下に素顔や傷を隠して生きるマンダロリアンたち、どこか現代人に近い感覚でした。個人的に、主人公マンダロリアンが好きです。神に選ばれた英雄でもなく、フォースも使えず、ライトセーバーも持たない、どこにも完全には属していない。それでも生き抜くための強い倫理と信念を持ち人物です。

 ベビーヨーダと呼ばれているグローグー(Grogu)は、とても可愛くて、ヨーダと同じ種族の子どもです。帝国の実験対象として狙われる中、マンダロリアンとは任務を通して出会いました。しかし彼は、賞金よりもグローグーを守ることを選び、次第に保護者のような存在になっていきます。孤独な者同士が、少しずつ家族になっていく物語でもありました。

 一匹狼のマンダロリアンは、グローグーがいる限り完全な孤独ではないはずです。しかし、作品の中でもその親子のような絆の中にも、ヨーダ族と人間との寿命や存在の違いによる、どこか避けられない悲しみが漂っています。それでも、「どうせ死ぬなら、最後まで諦めず戦う」のような信念そのものが、彼らの誇りのようにも感じました。そして、その象徴がベスカー(Beskar)の鎧なのかもしれません。

 もう一つ印象的だった登場キャラクターは、クローン戦争時代にも登場したハット族(Hutts)。スター・ウォーズ世界における巨大マフィア犯罪一族で、見た目は巨大ナメクジ系🐌ですが、銀河の裏社会を牛耳るかなり危険な存在です。今回は、マンダロリアン側が、ロッタ(Rotta the Hutt、反抗的で甘やかされたマフィア王子)を巡る騒動に巻き込まれていく物語でもありました。れ以上はネタバレになるので控えますが、わりと「宇宙ギャング」映画感のある作品ですた。

 また、登場したレイザー・クレスト(Razor Crest)などのスターシップ(Starship)の迫力も凄かったです。ただ、毎回足長いAT-ATの悲惨な末路には少し同情してしまいます。

 ひとことで言うと、今回の2人の戦いの旅は、親子を超えた完璧な戦士コンビのようでした。スター・ウォーズの世界では、“万能の光”でも“絶対的な闇”でもないところがマンダロリアン族らしく、観終わった後のスッキリ感も強かったです。

 最後に流れたテーマ曲も印象的、最初宇宙ヒーロードラマのような壮大な交響曲から、最後突然Folk 的な雰囲気へ変わったり、どこかディズニー作品のような軽やかで楽しい空気になったりしました。もしかすると、「壮大な宇宙アトラクションはここで終了、そろそろ現実へ戻ってください」と、映画側から静かに呼びかけられていたのかもしれません🌏

 映画全体、神話的な深みを掘り下げる物語タイプではありませんが、映画はかなり、James Bond(任務遂行)+ Iron Man(Marvel的ヒーロー)を、とんでもない宇宙規模に百万倍に拡張したような感覚でした。少し辛口で失礼ですが…全身で浴びるアトラクション型SFとしても圧巻で、怪獣視点の迫力も満点でした。これは IMAX Laser で観るべき作品だと思います。

 TOHOシネマズ 新宿 の金曜日は、少なくとも5つのスクリーンで『』を同時上映しているようで、IMAX Laser、IMAX Laser 3D、MX4D、Dolby Atmos、字幕版・吹替版まで揃っていました!限定ポスターもいただけて嬉しかったです。

 普段はStar Warsの宇宙神話側に惹かれるタイプなので、そこまで映画館鑑賞に強い情熱があるわけではないのですが、そろそろ期限切れになりそうなチケットを使わないと……と思い、観に行ってきました。朝からグッズ売り場が大行列だったので、グッズ購入は諦めました🌌

 IMAX Laserは本当に素晴らしく、全身で宇宙を浴びるような、楽しいエンターテインメントの時間でした🌌🛸❣️

感想のまとめ👇

🛰️任務の旅を通して愛と絆の物語、生き抜くための強い倫理と信念こそ誇り
🛰️神話的な深みを掘り下げるというより、怪獣・ガジェット・宇宙戦争全部盛りのSF映画
🛰️ジェームズ・ボンド的な任務遂行+Marvel的ヒーロー宇宙規模に百万倍に拡張したような感覚で、IMAX Laser で観るべき作品

追記2026.5.23

 本編のスカイウォーカー・サーガ(Skywalker Saga)とは別系列の物語ですので、サーガ的神話的な要素がやや弱い分、個人的には、タイトルは『The Mandalorian & Grogu — A Star Wars Movie』の方が作品の立ち位置にも合っているように感じます。まさに、もう一つのスター・ウォーズの物語。

 ただ、あまり番外編っぽくしてしまうと、興行にも影響しやすいのでしょうね。マンダロリアンとグローグーの人気を活かしつつ、同時に“スター・ウォーズ映画”としても強く打ち出したい、という意図なのかもしれません。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集