第4回:年間500万円の学費。積立投資だけでは、この壁を越えられない
息子が私立医学部に合格した。 その報せを聞いたとき、親としてまずは心底ホッとしました。しかし、合格通知と共に届いたのは、予想通り「相当な金額」が記された振込用紙でした。
もう一人の息子も、同時期に私立大学への入学が決まりました。二人の授業料を合わせると、年間で500万円以上。つまり、毎年3月までに、確実に500万円の現金を積み上げておかなければなりません。
毎月40万〜50万円。 これまで2人分の私立高校の学費は年間200万円ほどだったので、月に換算すると16万円ほどの学費を払っていましたが、インパクトはこれまでの比ではありません。かといって、学費の安い大学を目指してもう一浪させるような賭けに出ることもできず、私はこの巨大な「大学の学費問題」という壁の前に、独り立たされることになりました。
「時間」と「体力」の切り売りには、限界がある
これまで約4年間のインデックス投資を通じて、投資額が増えれば投資益も増えることは実感していました。しかし、その「種銭」をどこから持ってくるのか。
大学の給与が急に上がることはありません。外勤(バイト)を増やすには、さらに当直を増やすしかない。しかし、50代の体力、そして大学病院での職責を考えると、これ以上自分の「時間」と「体力」を削ることは物理的に不可能でした。
かといって、一発逆転を狙って高リスクな金融商品や個別株に手を出すのも、エビデンスを重視する私にとっては気が進まない選択肢でした。
選択肢としての「不動産投資」とその恐怖
次に頭をよぎったのは、不動産投資でした。 手持ちの資産に「レバレッジ」をかけ、数千万円、数億円という借り入れをすることで、そこから得られる家賃収入で学費を賄えないか……という考えです。
しかし、すでに住宅ローンを抱えている身です。その上にさらに巨大な負債を抱えることは、あまりに大きなリスクに思えました。また、不動産についての知識が皆無な私が、海千山千の業者のなかで優良物件を見極められる自信もありません。「良くない物件を掴まされるリスク」を考えると、足がすくみました。
絶望の中で見つけた「もうひとつの案」
他にできる副業もなく、途方に暮れる毎日。 「大学を辞めて、給与の高い病院へ移るしかないのか……」 そんな考えが頭をよぎり始めたとき、私はある「もうひとつの案」を思いついたのです。
それは、これまでの「コツコツ積立」という常識を覆すような、それでいて私が信じてきたインデックス投資のエビデンスを最大限に活かした「攻めの戦略」でした。
第5回:【解決編】私立医学部の学費3000万円を前に、私が見つけた「逆転の選択肢」を公開しました。
https://note.com/liberaldoctor/n/n3947457558eb
