ウ・ユャーヂェテ

蒸暑いリヴァーブの中、生命活動は今に愛想を尽かしてしまいそうに精神面の儘ならぬ部分を砕いては餌にしている。宛ら、出来の悪い空の色をしたレールから横転した玩具の電車、に擬態した芋虫の下手な鳴き声の真似に興じる呼吸の午後。折角三晩掛けて用意した落雁の塔は、無邪気の罠で濡れそぼり、生き終いの縮小・拡大の回数制限を案じている。風船で出来た診療台に払う最大限の敬意として、おまえの意向は精精、摺鉢で柔らかい粉にし、陥落しかけているミルフィーユの飾りにそいつを遣りたまへ。

螺子巻きの遊園地へ足を運ぶ日は、決まって心には雷が落とされておりました。亀を転がして全身に砂を着せていたら、知らない間にパレードの汽車は膝の上で停止していた。うさぎさん、くまさん、ねこさんとりさんいぬさん。皆して光の灯らない虹彩をし、見るからに気の乗らない様子ながら手を振っている光景を受け、何歳頃であったか曖昧だったから辞書を引いた〝惰性〟から始まる小ちゃな文字の縦並び数行が想起されました。

短気な時計の尻に火が点き焦げてしまった針の音がヒズんだ門を通される際の悲鳴が、先程の転寝から引摺って参った譫妄です。