まざまざとめざまし

浸水被害を訴える脳は災害保険会社の扉を叩きますが、蜻蛉が一匹やってきて直ぐ元に戻るだけで、まだまだ溶けた鉄鋼で満ちてゆくのがわかります。熱くて仕方がありません。助けを呼ぼうにも、警察署内も精神病棟内も優雅に全員揃ってアフタヌーンティーを嗜んでいる最中で、這いつくばる床に焼菓子の食べカスを認めつつ、いち・いち・までプッシュフォンに指を伝わせた後は諦念の糸に操られて電源を押下しました。

昨夜から上手く眠れなくって、前腕がすっかりアスファルトなのです。話している間にも、両足首にはビカビカと七色に光る目出度い枷が生まれています。かねてからの望み通りに死を迎えられたとしましたら、是非是非皆さまお集まりになって、わたくしの屍をリズミカルに踏んでください。ロマンティシズムの浪費をお楽しみください。

大昔に作ったあの歌ですか。手を引き導いて、ペシミズムの線路へ立入をさせたところです。いづれは躁的な高揚感と合挽になることでしょう。其れより、紫頭をした着ぐるみ男を御存じですか。もしそいつが現れて、幼少期の影をニタニタ抱きしめておりましたら、一声、お願いします。