室外機から脳髄
手製の諺で甘味料が役目を終えるのならば二度と顔を合わせる必要も無いのでしょう。這う這うの体で副流煙から逃げ切った電機業者の水遣りが功を奏し、金属の想いは偏り知らずで溶け落ちて。顎下を伝ってゆく生温い感情を集めて屑籠に投げ入れた途端、悪天候は訳知らずの顔をして地図に細長い尻尾を残した儘で幕の向こうに隠れていった。
注射針の尖端に季節性細菌の貴婦人が逆さに宿っていた所為で即席の笑顔を忘れるに至った。類似語を指摘する機能が生えなくも成っていた。御得意味をもって鈴が鳴るものだから、未来を語るにも舌の根が全然渇かない。新しい目薬は一ツも慰めにならず帯状疱疹の嘲笑を誘うばかり。毒を喰らわば毒だけに留めておきたい心理が如何して弱いのだと断言できましょうか。
真昼間に甲高いよがり声を聞かされる立場にもなって欲しく思う。ヴォイス・チェンジャーを通した供述が妙に現実との乖離を抑えていたがるのだから、ラムネ瓶から溢れた遠い夏が此処に茂っているような気持ちもします。暗闇が囲いたがる空間には翼をそっと寝かせておきますから、どうかどうか忘れないでいて、貴方が貴方で在る為に選んだキー・ワードの数数を。
