童唄が西を睨む
十二単を着熟す見目麗しき禿鷹の言う事にゃ、やつがれが去った後の村はすっかり報道陣が殺到し、四面の塗装が行方を眩ませて以来は願いも聳えなくなったのだと。取返しのつかない手遊びは木々に紛れ、関数をもってしても優劣を見分けられないでいる。生か死かの二元論は今夜も泥試合の様相で、咄嗟に身を躱した足跡が迂闊な黒煙を上げていた。俗に紛れて何を追う、欲を並べて何を喰う。落ち窪んだ眼窩に確りと証拠が残るから、栗金団の風量は半手動的に調整されていく。
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時計の針を頂点から尻で降り、原因の定かでない発熱の譫言を体裁の悪い帳面に記し続けた。此の時ばかりは、全てへの見て見ぬ振りに徹して。
