雪灯籠とタイプライター
カチカチカチ、カタカタカタ。
キーボードよりは少し重く、ガタンガタンと深く機械の音が鳴っている。
いつものパソコンより、なぜかいろんな意味が思い出せて、雲みたく想いをよぎらせるのに良い。
タイプライターはおじが私にくれ、私からまた次に移る少し前。
使い慣れる前に違う人に行くのは少し辛くて昨日引っ張り出してきた。
夏の暑い日にはなんだか重労働で、今になって。
囲炉裏の近くで揺れているのが一番いい。
なんたって雰囲気がある。
近く大雪が降るみたいで。
朝から神社近くにある灯籠にはすでに雪が積まれている。
しんしんと降る。そんな優しいものではなさそうで。いそいで暖かい布団にくるまる。
昔の人が見ると、パソコンなんていう携帯なんていう素敵に便利に使えるものがあるのに、
どうしてタイプライターなんか使うんだ?っていうんだろうか?
いやいや、浪漫がいつでも大事だ。自分たちだって墨で筆で書いただろうって言う??
わたしには是非、浪漫が大事だの人が加勢してくれるといい。
囲炉裏の近くでタイプライター、半纏に七輪でで焼いたおもち。
どう考えても浪漫しか追い求めてない。
様相が言い訳を許さない。
つまるところ、結局かっこよくてなんだか雰囲気があって、ちょっと人と違うかもしれない自分が好きなんだ。
君はいつもそうだねとでもいうように、にゃおおんと飼い猫リンが鳴いて。
いや勘違い。しっかり魚をとられて夕食が一からになった。
猫は魚好きだもんね。
何もかも好きにしている私に、いやいや上手くは行かせない!という猫だけが。
現実と私を繋いでいるみたいに。
時間が流れている。
