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【世界のよいニュース便】「死んだ川」と言われた川に、アザラシとタツノオトシゴが帰ってきました

一度「もう死んでしまった」と宣告されたものが、ふたたび生き返る——そんなことが、あると思いますか。

先に結論をお伝えします。かつて「生物学的に死んだ川」とまで言われたロンドンのテムズ川が、いま、アザラシやタツノオトシゴ、さらにはサメまでもがすむ、生命あふれる川によみがえっています。

いまから60年以上前の1957年、この川は科学者たちから、はっきりと「死んでいる」と宣告されました。生活排水や汚れで、魚も、ほとんどの生きものも、暮らせなくなっていたのです。ロンドンの真ん中を流れる大きな川が、いのちのない水になってしまった——それが、当時の現実でした。

自然のニュースというと、私たちはつい身構えてしまいます。「また汚れた」「また生きものが減った」という知らせに、心をすり減らしてきたからです。

けれど、今日は違います。2021年、専門家たちがまとめた報告によれば、テムズ川はいま、115種をこえる魚と、92種の鳥がすむ川に戻りました。2種類のアザラシが泳ぎ、タツノオトシゴがただよい、3種類のサメまで見つかっています。「死んだ川」は、いつのまにか、こんなにもにぎやかな川に生まれ変わっていたのです。

では、いのちを失ったはずの川は、どうやって生き返ったのでしょうか。その答えは、派手さはないけれど、私たちに大きな希望をくれるものでした。

ここから先の有料パートでは、次のことをお伝えします。

・なぜ、大きな川が「死んで」しまったのか
・川をよみがえらせた、地味だけれど確かな方法
・良い話だからこそ、ひとつだけ正直にお伝えしたいこと
・「死んだものさえ、よみがえる」――この話から、私たちが持ち帰れること

いのちを取り戻した川の物語を、いっしょに味わっていきましょう。

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