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夏越の大祓と水無月、そして祇園祭の足音

6月もいよいよ大詰め。
一年の折り返し地点である「6月晦日」が近づいてきました。
この時期は、日々の暮らしの節目を丁寧になぞりながら、
残り半年をどう健やかに過ごすかを想う大切な季節です。


夏越の大祓(なごしのおおはらえ)とは

6月30日に行われる「夏越の大祓」は、
この半年間で身に溜まった穢れを祓い、無病息災を祈る行事。
半年間の自分を振り返り、
心身をリセットする大切な機会だと感じています。

茅の輪(ちのわ)くぐり

多くの神社では、
境内に大きな「茅の輪」が設けられます。
この輪をくぐるたび、
重たくなっていた気持ちがふっと軽くなり、
新しい季節を迎えるための活力が湧いてくるのを感じます。
皆さまも近隣の神社で、
ぜひその清々しい空気に触れてみてください。

京都の味、和菓子「水無月」

京都では、
この夏越の祓の日に「水無月」を食べるのが習わし。
三角に切ったういろうの上に小豆をのせたこのお菓子には、
小豆が「魔除け」、
三角形が「氷」を模しているという意味が込められています。

かつては自分で作ることもありましたが、
今はこの時期ならではの季節のしつらえとして、
お気に入りの和菓子屋さんで
丁寧に作られた一品と出会うことを楽しみにしています。

いよいよ7月、祇園祭の足音

そして季節が7月へと移り変われば、
京都は一気に「祇園祭」のモードへ。

街のあちこちで準備が始まり、お囃子の音が響き始めます。
あの「コンチキチン」という音が聞こえ出すと、
いよいよ本格的な夏が到来したのだと、高揚感に包まれます。

祇園祭は、八坂神社の祭礼であり、
平安時代から続く疫病退散を祈願する伝統行事。
豪華絢爛な山鉾が並ぶ前祭・後祭で、クライマックスを迎えます。

思い返せば、大学に入ってすぐのこと。
のちに夫となる彼と訪れた宵山の夜は、今も忘れられません。
鴨川べりには仲良く並んで座るカップルがたくさん、
「私たちもそうしたいね~」なんて。
結局、帰りの地下鉄まで大混雑で、
必死に人波をかき分けて歩くのがやっとでしたが、
あの熱気と、すえた汗の臭いは、今も懐かしく胸に残っています。

あの頃の賑わいと、大人になった今の静かな眼差し。
祭りの足音を聴きながら、
巡りゆく季節の尊さを、あらためて噛み締めています。

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