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海の日から大暑へ ―心の中に、ひんやりとした静寂を

強い日照りが続くようになりました。
いよいよ夏本番ですね。
うだるような陽気に、
まだ体が慣れていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
くれぐれも、ご自愛ください。

暦の上では、いよいよ7月20日は「海の日」。
海の日を迎えるとすぐ、
二十四節気は一年で最も暑さが厳しくなる
「大暑」へと移ろいます。


広がる海、深まる夏

「海の日」は、海の恩恵に感謝し、その広がりを感じる日。
水平線の向こうへ想いを馳せると、
忙しい日常から少しだけ自分を切り離し、
心を解き放つような感覚を覚えます。
海が抱くあの広大な静けさは、
私たちに「今の自分」を客観的に見つめるきっかけをくれるようです。

季節を慈しむ、古からの知恵

本格的な夏を前にすると、
ふと、古くから伝わる「涼」の記憶が恋しくなります。
軒先でチリンと鳴る風鈴の音色、
地面に打ち水がしみ込んだ瞬間の、あの土の匂い。
よしずやござは、見た目にも心にも涼しさを運んでくれます。

そして、何より格別なのが、キンと冷えた麦茶の喉越し。
あの、少しだけ苦味の効いた一杯は、
どれほど高価な飲み物よりも、
夏の疲れを癒やしてくれる最高のご馳走ですね。

夏の盛りを「ととのえる」

一年で最も熱エネルギーが満ちる大暑の時期。
厳しい暑さの中だからこそ、
ふと吹き抜ける風のわずかな涼しさや、
夕暮れの空が少しだけ色を変える瞬間を、
私たちは鋭敏に感じ取ることができます。

この夏の盛りだからこそ、
心の中に「ひんやりとした静かな場所」を意識する。
そんな自分自身の軸を大切にしながら、
青い空の下、この夏を穏やかに過ごしていきたいものです。

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