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木魚感想文【毎週ショートショートnote】(379文字)
「木魚のコンペだって!?」
とある雑貨メーカーで働くエヌ氏は素っ頓狂な声を上げた。
話を聞いてみると現代を生きるデザイナーがデザインを務めたデザイナー木魚というのがコンペに出品されるらしく、エヌ氏に感想を求めたいとのことだった。
「俺芸術とか分からないけどまぁ、やってみるよ」
コンペ当日、様々な木魚が机の上に並んでいた。
全てに感想文を付けるのは大変だがコンペかつデザイナーの勉強になると鳴れば仕方ない。
エヌ氏は時間をかけてみて回り、叩きもした。
そして、コンペが終わった。
しばらくして、コンペの結果をエヌ氏は出した。
選んだのは一番木魚らしい木魚だった。
外観も寺にしっくりくる外観だったし、叩いた時も心地よかった。
音もいつもの音でどこか安心した。
「やっぱり愛されるプロダクトデザインってそれなりの理由があるんだよな・・・」
会社の屋上で煙草を吹かしながらエヌ氏は呟いた。
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