2026 GW エコノミークラスで行く「八十時間世界一周」旅行記 Episode 4
「乗り継ぎだけでも中国らしさを十分味わえるということ」
▽今回の旅程(計画)▽

出発から5時間34分~
羽田空港からのフライトは順調に浦東空港に着く。10時30分には降機することができた。楽天モバイルを契約したスマホを中国でそのまま使用する場合、電波は「中国電信」と表示されるが、おそらくVPNの関係で中国でも問題なくGoogleやYahoo、LINEが使用できる。
降機してしばらくすると空港スタッフ3人が待機しており、そこへ乗客が群がっていた。よく見ると、国際線乗り継ぎの乗客に対して、衣服につけるシールを貼ってもらっている。私もスタッフに搭乗券を見せ、これからロンドン行きのフライトへ乗り継ぐことをアピールすると、シールを左腕に貼ってもらうことができた。



あとで調べると、このシールは本来「乗り継ぎ時間が短い乗客」につけるものらしく、確かにシールには「Express」の文字が書いてある。どのみちこのシールが目印となって、もし違った方向に進もうとしても、スタッフが乗り継ぐための、正しい方向に案内してくれるであろう。古典的な方法かもしれないが、大変分かりやすくていいと思う。
浦東空港での乗り継ぎ方法はYouTubeで少し予習しておいた。まず、全員が顔をスキャンするだけのゲートをくぐり、次のエリアで「中国入国者」と「国際線乗り継ぎ客」の二手に分かれる。Transfer(国際線乗り継ぎ)の案内に従い、列に並ぶ。
途中でスタッフと機械による搭乗券とパスポートのチェックを受け、乗り換え客専用の保安検査場にたどり着く。中国ではモバイルバッテリーの検査が厳しいので、事前にカバンの中から取り出し、トレーに入れる。男性スタッフからは「モバイルバッテリー、ハイッテナイ?」と日本語で質問される。

検査を受けた後はそのまま3階の出発フロアへと上がる。羽田からのフライトが到着したのがサテライトターミナル(S1)で、ロンドン行きフライトが出発するのもサテライトターミナル(S1の122番ゲート)であった。同じサテライトターミナルでの乗り継ぎということで、そこまで移動しなくてもいいのがありがたい。

ひとまず122番ゲートの位置を確認しに行く。電光表示板をチェックすると、間違いなくロンドン行きはこの122番ゲートから出発するようであった。

出発から6時間11分~
この時点で出発2時間前の11時15分である。搭乗開始時刻が12時35分ごろなので、まだ1時間以上も余裕がある。実は中国本土を訪問するのは初めてであり、せっかくなので「中国に行ったぞ」感を出したい。入国することは、残念ながら時間の都合上できないが、せめて中華料理を食べて中国らしいお土産を購入する時間は十分ある。
搭乗口のあるフロアからエスカレーターでレストランのあるフロアへ上がる。案内板から6つくらいのレストランが別々の方向に立地していることが分かる。今私がいるのはターミナル1のS1(サテライトターミナルネット)である。ネット上には、「S1のレストランの種類はあまり豊富ではない」との情報が寄せられており、巨大都市上海の空港にかぎってそんなことはないだろう、と思っていたが、その情報はどうやら正しかったみたいである。
さらに残念なことに、レストランのラインナップも「すき家」といった日系チェーン店やハンバーガーなど世界のどこでも食べられるようなものしかなく、チャーハンや小籠包など、本格的な中華料理を食べられそうなレストランはないようであった。T1(メインターミナル)まで念入りに調べたらあるのかもしれないが、搭乗開始時刻まで1時間ほどしかないので、そこまで深追いすることはしない。
結局、エスカレーターを上がった場所から最も近いところに立地する「無敵家」というラーメン店に入ることになった。調べてみるとこの店は池袋に本店を構えており、「無敵家」という名称ではあるが、横浜の吉村家とは特に関係ないらしく、「ニセ家系ラーメン」と呼ばれることもあるらしい。
と思ってさらに調べると、そもそも浦東空港にある「無敵家」は「日本式ラーメン」として宣伝されているが、池袋にある無敵家とは特に関係ないらしい。ということは「ニセのニセ家系ラーメン」か。
中華料理を食べる気満々だった自分を「ラーメンは中国発祥だから」という理由づけで納得させ、店の入り口のカウンターでメニューを指さし、ラーメンと水(69元)を注文する。
10分くらいでラーメンが運ばれてくる。「ニセ」ではあるがそれなりのクオリティで、日本のラーメン屋で食べるラーメンそのものである。昨日の夜もラーメンを食べたので、そこまで感動することはしないものの、ひとまず中国で観光行動をとることができたのでよかった。

漢字って便利なんだなと感じる
※ダジャレではありません

出発から6時間58分~
無敵家での食事後は、ロンドン行きフライトが出発する122番ゲートへ向けて歩き、その途中の土産物屋をのぞいてみる。中国ということでパンダをモチーフにした人形やお菓子がたくさん売られている。また、いかにも日本人観光客がよろこんで購入しそうな中国限定フレーバーのポッキーやプリッツの12個入りセットもある。
このポッキーセット。あるいはプリッツセットを購入してもよかったが、もうリュックサック・バッグの中はほぼ限界まで荷物を詰め込んでいるし、序盤の段階で荷物を増やしすぎるのはよろしいことではない。
結局、通常のポッキーの隣にあった「ミルク味ポッキー」1つ(1袋入り)を購入した。これは通常のポッキーと同じサイズではあるが、ガイドブックには中国オリジナルフレーバーとして紹介されていたので、中国土産としてちょうどいいだろう。

Episode 5 へ続く
