2回目の世界一周 2023 編集後記
2回目の世界一周旅行はわずか11日間と大変短いものでした。それでも、たくさんトラブルがあったり奇跡がおこったり、メディアやSNSでしか見たことがないものをたくさん見れたり、とにかく濃い11日間でした。
マドリードでオーバーブッキングに遭ったこと、(ほんの一瞬だけ)ラスベガスでロストバゲージに遭ったこと、体調不良になったこと、ハリケーンの被害にあったこと、結局最後の最後でロストバゲージっぽいことに遭ったことなど…完遂後2年たった今でも旅行中におこった数々のハプニングは今でも忘れられません。
先日、JR北海道の特急列車内で2回目の世界一周旅行に関する記事を執筆していたとき、休憩がてら前のシートポケットにあった車内誌をパラパラとめくってると、その中の「北の鉄道風景」という記事が目に留まりました。
作者が孫と「旅」について会話しているシーンが書かれており、作者が孫に対して、旅とは何かを次のように述べていました。
大概その『何か』というやつは、目的外のもので、そのせいで予定が狂ったりもする…でも、一度そういう目に遭うと予測不能な『何か』を期待して、他人からみたら辛そうなことをする。ところが実は幸せでワクワクしてる
いかがでしょうか。私は2回目の世界一周旅行中の自分の姿と重ね合わせて、ステキな言葉だと感じました。私は1回目の世界一周旅行でも2回目の世界一周旅行でも、海外旅行ならではの数々の『何か』に遭ってきました。でも、「もう二度と海外旅行・世界一周旅行にはいかない!」なんて微塵も思うことはなく、「3回目の世界一周旅行がしたい!」と思ってしまうわけです。不思議ですよね、わざわざ辛そうなことにお金と時間をかけにいくなんて…
でも、この記事を読んで「なぜ人々は世界一周旅行にこんなにも行きたくなってしまうのか」が分かったような気がしたんです。世界一周旅行は旅程が複雑な分、通常の旅行よりもハプニングに遭う確率が高いと言えます。ハプニングに遭った時はつらいし、パニックになるし、いいことなんて何もない…と思いきや、誰かが助けてくれたり、奇跡がおこったりして何とかなってしまい、いつの間にか「いい思い出」に変わっていく、ということが世界一周旅行の魅力のうちの1つになっているんだと思います。
実は以前私が執筆した修士論文でも、「日本人の世界一周旅行を構成する主な3つの要素のうちの1つが『イベント(ハプニング)』である」と結論づけていました。この結論は、というよりもこの研究自体が酷評されたこともありました。しかし、2回目の世界一周旅行を実行し、振り返る中で自分の出した結論は間違っていたわけではない、と思うことができました。
そして「あとがき」でもふれた通り、大学院在学中は「世界一周の研究なんかやって意味があるのか」と言われたこともありましたが、こうして自称「世界一周研究家」として自身の世界一周旅行の経験と研究の成果を活用し、情報を発信することで、少しは意味のある研究だったんじゃないか、と思えるようになりました。そう思えるようになったのも、これまでにたくさんの方が私の記事をご覧になって、スキをくださったり、素敵なコメントを残してくださったり、フォローしてくださったりしたからこそです。この場を借りて感謝申し上げます。
これからも世界一周旅行(主に弾丸や短期)に特化した情報発信を続けてまいります。しばらくの間は日本人世界一周の歴史、スペイン語、弾丸世界一周旅行のコツ、弾丸世界一周旅行 西回りvs東回りなど、世界一周旅行のノウハウや豆知識に関する記事を投稿していきます。そして7月には3回目の世界一周旅行中に執筆した日記を編集したものを公開する予定です。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
2025年6月23日
世界一周研究家Rio
