2026 GW エコノミークラスで行く「八十時間世界一周」旅行記 Episode 2
「GW初日の羽田空港の混雑を舐めてはいけないということ」
▽今回の旅程(計画)▽

いよいよ出発!
2026年5月2日をむかえる。カプセルホテルの部屋には太陽の光が入ってこないので、時間の感覚をつかみづらい。途中、少し目が覚めて時間を確認し、ホッとしてから寝るのを2~3回繰り返し、5時15分に設定したアラームで何とか起き上がる。また大浴場に行き、身支度してから5時50分ごろにチェックアウトし、シャトルバスに乗って第3ターミナルに到着する。

本日、ロンドンまで搭乗するのは中国東方航空という航空会社で、途中上海の浦東空港で別のフライトに乗り継ぐ。片道航空券でも比較的安く、ロシア上空を経由する分、総所要時間もそんなに長いわけではないので、決して悪くはないチョイスだと思う。
しかし、一つ大きな欠点があり、それはオンラインチェックインができないことである。正確には、上海で乗り継いで別の都市へ行く場合、また中国東方航空のウェブサイト以外で航空券を購入した場合、オンラインチェックインが難しいらしい。仮にできたとしても、紙の搭乗券を受け取るために結局はチェックインカウンターに並ばなければならないとのことである。
ネットの情報から、長時間並ぶことを覚悟していたので、出発(8時40分)の2時間40分前にあたる6時までに何とかチェックインカウンター前に到着するようにした。
ほとんどの航空会社、というよりも中国東方航空以外の航空会社のチェックインカウンターは3階出発フロアに設置されている中で、なぜか中国東方航空のカウンターは「S」すなわち1階の離れのようなとことにポツンと設置されている。
おそらく、経費削減のためであろうが、今回はたまたまシャトルバスが到着した目の前に1階の中国東方航空の「S」チェックインカウンターがあるので、かえってよかったのかもしれない。

出発(2026年5月2日6時04分)
カウンターに並び始める前にiPhoneのストップウォッチの「開始」ボタンをおす。ただ今の時刻は5月2日(土)6時04分、今から80時間後の5月5日(火)14時04分までにこの場所(羽田空港第3ターミナル「S」チェックインカウンター)に戻ってくれば八十時間世界一周は成功したことになる。

予定通りいけばニューヨークからのフライトは13時55分に羽田に着陸するし、当該フライトは20~30分程度早着することが多いようなので、帰国時の手続きがスムーズに進めば、ギリギリでクリアできそうだ。早く到着し過ぎてもおもしろくないし、それこそ「八十日間世界一周」の主人公フォッグ氏のようにドキドキハラハラの展開の中、ギリギリで到着できたらなおカッコいい。
エコノミークラス利用者用のカウンターに並び始める。私と同様にオンラインチェックインできない、あるいは紙の搭乗券を発行したり荷物を預けたりする乗客が同じ列に並ぶことになるので、中国東方航空のチェックインカウンターは大混雑していた。

1時間くらいの待ち時間は覚悟していたが、意外なことに30分も経たないうちにカウンターにたどり着く。東南アジア系と思われる男性スタッフにパスポートを差し出す。男性スタッフは「イギリスのビザかETAはありますか?」と聞いてきたので、前々回の世界一周旅行時(2025お盆休み)にETAを申請して承認されたことを示すメールを提示したことで、ロンドンまでの2枚の搭乗券を受け取ることができた。

出発から28分後
長いエスカレーターを上がり、ほとんどの航空会社のチェックインカウンターのある出発フロアへたどり着き、いつもの角度から記念に写真を撮る。この時点で6時35分である。展望デッキで飛行機を眺めてから、7時くらいに保安検査へ向かえば、7時55分の搭乗開始時刻には余裕で間に合うでしょ、と軽く考えていた。
しかし、目の前に途方もなく長い行列が現れ、それが保安検査待ちの行列であることを理解した途端、一気に焦りモードへと切り替わった。「最後尾」と書かれた看板を見つけ、そこから並び始める。羽田空港において、今までにこんな行列は見たことがない。

画像左側にも続いている
GWはお盆休みや年末年始と比べ、暦通りに休む人の割合が大きいので、初日である5月2日に旅行客が集中するのだろう。GWの海外旅行は実は今回が人生史上初めてであり、GWの羽田空港の混雑の恐ろしさを身をもって体感することになった。
ここでも1時間近く待つことを覚悟したが、空港スタッフがテキパキと旅行客を誘導していたことで、20分程度で保安検査場入口にたどり着くことができた。
自分の少し前に並んでいる20代の女性2人組はやっとのことで保安検査場にたどり着いたのに、チェックインを行っていなかったらしく、入り口でスタッフから「あそこでチェックインして搭乗券をもらってきてください」と案内されていた。彼女たちはたぶん国際線どころか飛行機に乗ること自体が今までほとんどなかったのだろう。
羽田空港では精密機械(PC、タブレット端末)をリュックサックの中にしまったまま検査できる、という優秀なマシーンを導入していることもあり、いつも通りサッと保安検査が終わる…はずだったがショルダーバッグがひっかかってしまった。なぜだろうか。スタッフが中身をチェックすると、そこからでできたのは、12月のJAL(ロサンゼルス→羽田)のフライト中に配布されたミネラルウォーターのペットボトルであった。
サイドの飲み物が入るスペースにそのまま入れっぱなしになっていたようだ。スタッフに謝罪した上で処分してもらうことにした。
Episode 3 へ続く
