詩集#31
3つ載せます
カッパのワイナリー
牛久のシャトー通りに
カッパ店主のワイナリーがあるんだどなぁ
そんな愉快な噂を
牛久駅の観光案内所で聞く
レンガ造りの通り
タイムスリップはここから始まる
さあ、神谷傳兵衛の歴史が眠る
牛久シャトーを目指しながら
噂のワイナリーを探そう
レンガ造りの家が通りにあった
気になって入ってみると
「あら、いらっしゃい。」
カッパの姿をした店主がいた
噂は本当だったんだ…!
「ハッ!またこんな姿に…。お客様、ちょいとお待ちを!」
カッパは慌てて店の奥へ
少し経つと優しそうなおじさんが出てきた
「先ほどは情けない姿を見せてしまいました。
お客様のご希望のワインは何でしょう?」
と、何事も無さそうな顔で続ける
さっきのは夢だったのだろうか

刀剣男士と花見弁当
梅の花開き、甘酸っぱい香り漂う春の訪れ
歴史と時代を駆け抜けてきた刀剣男士たち
戦から離れたひと時の平穏
我らは水戸にやって来る
我らの新たな主
全国各地から水戸に集まる審神者に向けて
皆でおもてなしをすることになった
審神者の喜ぶ顔が見たい
全国各地から食材を集めて
弁当作りに精を出す
主にお腹いっぱい食べてもらいたい
主が水戸に来て良かった!
そう思われたい
主よ、待っててくだされ
観梅をしながら弁当を食べよう
我らはいつでも待っているぞ
春の中の冬嵐
梅の花が咲いた
春が来た
チューリップも菜の花も
花を咲かせる準備を始める頃
誰もがそう感じていた
絶望は突然やって来る
急な寒波到来
急激な気温差に
植物たちは固く身を縮む
まだ春は遠いのか?
せっかく花を咲かせる準備ができたのに
また寒さに体を覆うことになるなんて
嵐は容赦なく雨と風を叩きつける
体を覆って必死に寒さを凌ぐ
植物たちは空を見上げる
嵐が去った暁には春は訪れるのかな
春には新生活が始まる
祝福を祝う花束、間に合うだろうか
