【プレゼントあり】父が亡くなったあと、僕を救ったゲームの話【AIゲーム制作の記録 #1】
ゲームに救われた僕が、AIでゲームを作るようになるまで
こんにちは、レジェンドです。
今日からあらためて、僕がAIを使ってゲームづくりにハマった経緯や、実際にどんなふうにゲームを作っているのかを、7回の連載記事を書いていこうと思います。
どうして、いまこのタイミングなのか。
ここ最近、AIでゲームを作る環境が一気に整ってきて、「これはもう、誰でも作れる時代が来たな」と本気で感じるようになったからです。技術を持った特別な人だけの遊びではなくなってきている。
だからこそ、この面白さを一人でも多くの人に知ってほしい。読んだ人が「自分もちょっと作ってみようかな」と思える、そんな連載記事にできたらと思っています。
そして、1回目と2回目の記事では、記事限定で遊べるゲームも公開します。記事とあわせて、ゲームも楽しんでいただけたらうれしいです。
1回目は、僕がめちゃくちゃハマった『パラノマサイト FILE 23 本所七不思議』というゲームの話から始めます。このゲームに、僕は本当に救われました。
その「救われた」という感覚が、めぐりめぐって、いま僕がゲームを作っていることにつながっています。少し長くなりますが、お付き合いください。
では、スタートです。
父が突然亡くなった日から、満身創痍でした
2022年8月、父が突然亡くなりました。そこからしばらくのあいだ、富山と和歌山を行き来する日々が続きました。
手続き。片付け。葬儀。法事。
やるべきことは山ほどあるのに、心だけがその場に置き去りになっているような感覚。気づけば、帰省の回数は二桁を超えていました。
体力も削られていましたし、精神的にもかなり消耗していたと思います。仕事では、普段ならしないようなミスをしました。本を開いても、文字が頭に入ってきませんでした。音楽を流しても、ただ耳を通り過ぎていくだけでした。
そんな時期に、僕はあるゲームに出会いました。『パラノマサイト FILE 23 本所七不思議』です。FFやドラクエで知られるスクウェア・エニックスが出した、ADV(アドベンチャーゲーム)です。
偶然、SNSで流れてきた投稿を見かけたんです。しかも、手に取りやすい価格。「今、これを遊びたい」そう思った次の瞬間には、スマホにインストールしていました。
そして結果から言うと、あのときの僕は、このゲームに救われました。
当時の僕は、何かに集中すること自体が難しくなっていました。現実の出来事に気持ちが追いつかず、何をしていても、どこか上の空でした。
それなのに、『パラノマサイト』だけは違いました。気づけば物語を追っていて、選択肢に悩み、次の展開を知りたくて画面を見つめていました。
現実では、何をしても時間が前に進んでいる気がしませんでした。でも、このゲームの中だけは、物語が一歩ずつ、確かに動いていく。その手応えがありました。
そして、この作品は、ただ「面白いゲーム」だっただけではありません。プレイヤーを物語の外に置きません。ちゃんと当事者として巻き込み、考えさせ、判断を迫ってきます。その感覚が、僕の中で止まりかけていた感情を、もう一度少しずつ動かしてくれたのだと思います。
ただ現実から逃がしてくれたのではありません。もう一度、何かに心を動かす力を取り戻させてくれた。僕にとって『パラノマサイト』は、そういう作品でした。
『パラノマサイト』の何に惹かれたのか
『パラノマサイト FILE 23 本所七不思議』は、昭和後期の東京都墨田区を舞台に、呪いの力を得た9人の男女が、七不思議に隠された《蘇りの秘術》を巡って想いをぶつけ合う、群像ホラーミステリーADV(アドベンチャーゲーム)です。
実在する建物や場所、伝承がゲームの中に登場し、それらが作品の空気を強く支えているのも、大きな魅力です。
でも、僕がまず「たまらない」と感じたのは、そこだけではありません。
特に惹かれたのが、「ザッピング」という仕組みです。これは、複数の登場人物の視点を切り替えながら物語を読み進めていくスタイルのこと。ある人物の場面で知った情報や選んだ行動が、別の人物の物語に影響していきます。
ひとつの選択や行動が、別の誰かの運命を変えていく。ある人物がAという行動を取ったことで、別の人物に不運が起きる。もしBを選んでいたら、違う未来があったかもしれない。
そうやって視点を行き来しながら、少しずつ全体像が見えてきます。バラバラだったピースが一本の線でつながる瞬間は、思わず声が出るほどの快感でした。物語を「読まされている」のではなく、自分の手で真相を掘り当てていく。そんな感覚があります。
このシステムに触れたとき、僕は昔の名作ノベルゲーム『街』を思い出しました。『街』は、渋谷を舞台に大勢の登場人物の人生が交差していく作品で、ザッピングの面白さを世に知らしめた一本です。あの感覚が好きだった人なら、きっと『パラノマサイト』にもグッとくるはずです。
しかも、『パラノマサイト』は、序章からめちゃくちゃ強いです。ゲームの仕組みや進め方を、プレイヤーに無理なく理解させてくれます。「はい、ここでルール説明です」と冷たく突き放す感じがありません。遊んでいるうちに、自然と分かっていきます。
でも、ただ分かりやすいだけではありません。同時に、ちゃんと物語にも引き込んできます。説明と物語が切り離されておらず、遊んでいる時間そのものが、いつの間にか事件の中へ足を踏み入れる導線になっている。気づけば、自分もこの街の住人の一人になっていました。
僕は序章の時点で、心の中で、はっきりこう思っていました。
「マジで、最高すぎる」
遊びやすい。怖い。先が気になる。空気がある。
そして何より、「この物語を最後まで見届けたい」と思わせる力があります。あの作品に救われた一人として、『パラノマサイト』は僕の中に深く残る作品になりました。
新作も、もちろん見逃せません
そんな『パラノマサイト』が、発売から約3年を経て、新作を出します。タイトルは、『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』です。あの作品に救われた一人として、これはどうしたって見逃せません。もちろん、新作も即購入しました。
新作の話は、また別の機会に触れたいと思います。
僕も、いつか作る側に回ってみたくなりました
このゲームを遊んだあとも、しばらく余韻が残っていました。なぜ、あそこまで心を動かされたのか。なぜ、あのしんどい時期に、このゲームだけは最後まで追えたのか。そんなことを、何度も考えました。
ただ、その時点ですぐに「自分もゲームを作ろう」と思ったわけではありません。当時の僕にとって、ゲーム制作はまだ遠い世界でした。プログラミングも分からない。シナリオも、演出も、仕組みづくりも難しそう。ゲームを作る人たちは、特別な技術を持った人たちだと思っていました。
だから、『パラノマサイト』に救われたあとも、僕はしばらく「すごい作品だったな」と思い返すだけでした。
でも、時間が経つにつれて、少しずつ気づいていきました。僕は、ゲームの「物語」だけに救われたわけではありません。自分で選ぶこと。自分で考えること。自分の判断によって、世界の見え方が変わること。その体験に救われたのだと思います。
そして、しばらくしてAIに触れるようになってから、その記憶がもう一度、自分の中で動き始めました。文章を考える。画像を作る。コードを書く。アイデアを整理する。ひとりでは越えられなかった壁を、AIと一緒なら少しずつ越えられるかもしれない。そう思えるようになったとき、初めてゲーム制作が「自分にも関係のあるもの」に変わりました。
ゲームに救われた経験があるから、今度は自分も、誰かの心が少し動くような体験を作ってみたい。その気持ちが、今の僕のゲームづくりにつながっています。
今日のゲームを作りました
ここまで、わりと重たい話をしてきました。なので、ここからは少し肩の力を抜いていただければと思います。
今日のゲームは、肩肘張らずに数分で笑える、すごく軽いものです。
今回モデルにさせてもらったのは、中小企業のマーケティング支援をされている田畑さなえさん。タップで、さなえさんがどれだけわんこそばを食べられるかに挑戦するゲームです。スマホ・PC両対応、完全無料で遊べます。

スマホ・PC両対応で完全無料で遊べます!!!
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2回目の記事では、また別の限定ゲームを公開します。そして、いよいよ「作る側」の話に入ります。プログラミングもよく分からなかった僕が、AIと一緒に初めてゲームを動かした日の話です。「本当に、AIでゲームなんて作れるのか?」——その答えを、次回書いていきます。
それでは2回目の記事でお会いしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます!
