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高校卒業にこだわるのをやめた日──AIの時代、子どもに必要なのは「資格」より「経験」だと気づいた

「高校だけは卒業させなきゃ。それだけは絶対に。」
1年前の私はそう思っていました。
それが普通・親の役目だと。。。。。

通信高校を調べていて、ふと気づいたこと

日本の通信制高校に通いながら留学することを考え
あれこれ調べていたとき、ふと思った。

学校の勉強って、いつでもできるんじゃないか。

通信制は自分のペースで進められる。サポート校もある。高卒認定試験という道もある。 やろうと思えば、20代でも30代でも、学び直しはできる。

そう気づいたとき、「高校資格」への執着が、すうっと薄れていった。

AIが変えた、「人間の価値」の定義

ちょうどその頃、AIツールの進化が加速していた。

ChatGPTが話題になり、画像生成AI、動画生成AI、コーディングAI…… 次々と登場するツールを見ていて、私はあることを強く意識するようになった。

「知識を持っていること」の価値が、みるみる下がっている。

暗記した知識、マニュアル通りの処理、決まった手順の繰り返し。
それはAIが得意とすること。

失敗して、悔しくて、それでも立ち上がった経験。 異文化の中で言葉も通じない相手と、なんとか心を通わせた体験・コミュニケーション力
自分の頭で考え、自分の判断で動いた記憶

そういう「生きた経験の積み重ね」こそが、これからの時代に本当の意味で人間の価値になっていくのではないか、と思うようになった。

人間の価値。。。。。

息子に与えたかったもの

だから私は、息子にドイツへ行かせることにした。

高校の卒業証書でもなく、偏差値でもなく、 「あの時、俺はあの場所で頑張った」という確かな記憶を。

言葉も文化も違う場所で、ゼロから人間関係を築く経験。 不便さの中で自分で考え、工夫する習慣。 日本の「当たり前」が、世界では全然当たり前じゃないという感覚。

それは、どんな資格証書よりも、息子の中に深く刻まれるものだと信じた。

「正解のレール」を降りることの怖さと、その先

もちろん 周りの目が気にならないわけではない。
「高校も出ていないなんて」と思われることへの不安は、正直今もゼロではない。

でも、世の中の「正解のレール」は、誰かがつくったものだ。 私たちの親の世代が当然だと思っていたことが、今の時代には通用しないことが増えてきた。

これからの20年、30年で、世界はさらに大きく変わる。 その中を生き抜いていくのは、息子自身。

ならば親にできることは、決まった答えを押しつけることじゃなく、自分のやりたいことをして考えて動ける人間に育てることだと

おわりに

高校資格にこだわるのをやめた日、私は少し楽になった。

息子の可能性を信じることと、世間の「常識」に従わせることは、別のことだと気づいたから。

AIが進化するこの時代に、私たち親が子どもに渡せる最高のものは、 **「経験」と「自分を信じる力」**じゃないかと、今は思っている。

息子のドイツ留学は、まだ始まったばかり。
これからもここに私の気持ちを書いていこうと思います。

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