紅い世界
前回の「碧い世界」はキャンプの最中に見る碧い物を書きましたが、そもそも碧いもの=炎になってしまいました。よくよく考えれば、湖が碧い、空が碧い、海が青い、夜空が碧いなど色々ありますが、炎に執着してしまいました。次回、碧い写真が貯まりましたら「その2」を書いてみたいと思います。そんな訳で今回はキャンプで出会う紅い物です。炎以外にも集めてみました。
パープルストーブ301A
碧い世界ではパープルストーブ301Aの燃焼について書きましたが、今回は灯油ストーブ着火前の儀式、プレヒートについてです。プレヒートについても燃料用アルコールで行えば碧いと書きましたが、このパープルストーブにはクイックライターという機能が備わっています。灯油を霧状に噴射して着火しバーナー部を予熱できる優れものです。霧状に噴射させますが、気化はしていないので着火すれば紅い炎が立ち上がり煤がでます。よって使用後は清掃必須です。またクイックライターを使っている間はタンクの内圧が下がるのでポンピングによる加圧が必要となります。万一、予熱がしっかりできていないと灯油は気化せず、液状で噴射、火がつき大炎上となります。(記事 パープルストーブ301Aご参照)結局のところアルコールで予熱するのが一番合理的だったりします。

焼肉ファイヤー
豚バラ肉を炭火で焼いていただく時、溶け出した脂がスリットから滴り落ち炭火に引火。一気に炎上しご覧のような美しい紅い炎が立ち上がります。他にも豚トロやシマチョウなど脂が多い部位は炎上しやすいですね。これを網で行うと片っ端から油が滴り、炎上が止まらず箸でも近寄りがたい状況になります。コンロはMt.SUMI(マウントスミ)パーフェクトグリル(ミニ)に「B6君グリルプレート」をセットしました。メーカーが違い隙間などはできますが、固定はできるので使えます。またテンマクデザインの「ホルモン焼き板」はスリットが穴なので開口の割合が小さく、脂対策ができている感じです。これ以上、開口割合が小さいものは鉄板(穴が開いていない)になるので別物ですね。今は静岡県焼津市のosoto雑貨のオリジナル鉄板を使っています。

炭を愛でる
調理に使った炭は、宴が終わり腹が膨れてもなお深々と燃えています。消してしまうのも勿体無いので、愛でながら飲むしかないですよね。寄せて塊にして火勢を強くしたり、火吹き棒で中心に少し空気を送って色を変えてみたりと。もちろん、いじらずそのままを愛でるのもよし。写真はオガ備長炭です。3時間以上は燃えるので、私の方が先にギブアップして寝てしまいます。翌朝、綺麗に灰になっているのを見て、ちゃんと役目を果たさせたと満足するものです。

弁当の記憶
子供の頃のタコさんウインナーや、駄菓子屋のおでんに入っている赤いウインナーを思い出し、大人になってからはツマミとして食しています。今では、シャウエッセンなどの茶色や肉の色が一般的になってきていますが、赤ウインナーが恋しくなるのはDNAに刷り込まれているからなのでしょうか?焼き方はスキレットで油を多めに入れ表面はカリッと中はモチっとを狙うのですが、やはり素人には難しいところがあります。居酒屋のメニューにも赤ウインナーがキャベツの千切りを添えて供されますが、キャベツに付いているマヨネーズをつけて食べるウインナーもまた良いものです。

終焉を決める
寒い夜、凍える手で薪ストーブに着火し、どんどん火床を大きくしてゆきます。同時にテント内も暖まりはじめ、落ちついたところで調理に移ります。特に揚げ物などは強めに焚き、フライヤーの温度を下げないようにしましょう。料理が一段落すれば、暖の取れる最小限の薪を投入してゆきます。天板はソコソコ熱くなっていれば良いので、煙突のダンパを絞ってコントロールします。芋のお湯割りならば煙突近傍にケトルを置き、熱い湯をいつでも使えるように、モツ煮の保温ならば焚き口側に置いて煮詰まりすぎないようにしましょう。楽しい宴も終盤に入れば、いつ終わるのか?のコントロールが難しいところです。薪の大きさにもよりますが1本30分を目安に、ここまでと決めたら投入を止め、燃え残りを寄せて完全に灰になるようにします。翌朝、綺麗に灰になってたら成功。燃え滓があれば反省会です。

1日の始まり
午前4時頃、山のキャンプ場にて。静寂感に包まれる夜明け前、海の方向から太陽が登り始める。山火事か何かのように錯覚するほど碧い世界のなかに紅世界がありました。夜は夜で星空とテントを写真に収めましたが、この碧の世界と紅の世界が混じることなく同じ時間があることを初めて知り、夢中でシャッターを切りました。徐々に周囲が明るくなれば、いつもの夜明けの世界でした。満喫したので再度テントに潜り込み二度寝を楽しむのでありました。

番外編 茨城カルチャー
ちょっとグロい写真で申し訳ございません。茨城県民なら「美味しそう」となるこれは「煮いか」と言う食べ物です。栃木のしもつかれ同様、ビジュアルのインパクトが強く嫌厭されることが多い地元のソウルフードです。祭りの屋台で売られており、祭りを見ずに煮いかだけ買って帰ることもあります。特に茨城県西の人が好んで食べ、常設で売られている所もあります。また茨城カルチャーの一つに小学校などの運動会に屋台が出て、そこでも煮いかが売られているので、子供の頃から親しむ下地があります。

