人生を変えた映画
最近は子育てのバタバタでゆっくり映画館に通う時間がとりづらくなっていて、配信かつブツ切りでしか映画を観なくなってきているのですが、かつては毎週末映画館に通っては狂ったように映画を観まくっていたほど映画が好きです。
人間はどうしても、自分のもつ狭い世界観で物事を捉えがちだけど、映画は観るたびにその狭い世界の「殻」を割って、新しい世界を垣間見せてくれます。その刺激が本当に良いなあと。
で、ふとタイトルの問いが頭に浮かんできました。
よく「あなたにとって◯◯な映画は?」っていう質問を目にしたりして、「そんなの多すぎて答えられない」とか「いっぱいあるけど覚えてない」って思うんですが、「人生を変えた映画」ってなると、「もうこれですよこれ!」っていうのが僕にはあります。
まあ映画評って本当に好き嫌いや興味の対象の違いもあると思うし、映画を観たときの状況がどうだったかというのでも評価は大きく変わると思います。これはあくまで個人的にグッと来たってだけで、一般的に観て面白いかどうかっていうのは僕にはよくわからないので、そこらへんはご了承をば。
実際、もし今日取り上げる映画を違った状況で観ていたとしたら、多分そこまで心には響かなかったんじゃないかな?映画の評価や感想ってまあその程度だと思って読んでもらえればと思います。
で、僕にとっての「人生を変えた映画」はこれ↓
2023年 立石譲 監督 「BLUE GIANT」

もともとは漫画が原作にある作品なのですが、ちなみに漫画の原作は読んだことありません。漫画ファンの方には申し訳ないですが、、、。
僕は色々な音楽に興味ある中で、自分がタップダンスをやっているというのもあるかもしれませんが、特にジャズを聴くと一番心が踊る感覚があって、一番好きな音楽な気がします。
で、ある時Amazon primeで無料で観れる映画のリストにこの作品があって、「あ、ジャズの映画があるじゃん、観てみよー。」って感じで観てみたのが最初。
ストーリーとしては、
ジャズ馬鹿と言えるほどジャズが好きな地方の高校生サックスプレイヤー宮本大(みやもとだい)が、ジャズを極めるために上京。そこで偶然出会った同世代の天才的ピアニスト沢辺雪祈(さわべゆきなり)に惚れ込んだ大は、半ば強引に彼をバンドに誘い込む。一方、大の高校時代の同級生で大学のサッカーサークルで日々を無為に過ごす玉田俊二(たまだしゅんじ)は、ジャズに打ち込む大の姿に感化され、やったこともないジャズのドラマーとしてバンドに参加することを決心。3人は「日本最高峰のJAZZクラブで演奏する」という目標を掲げ、必死に活動していく。
というような内容。
一体この映画の何が僕に刺さったのかというと、
<周りが呆れるくらいに一生懸命必死に練習に打ち込む宮本大の姿>
<その姿に周りが感化されて、それぞれが成長していく姿>
構成はシンプルだし映像が特段きれいとかそういうこともない、ただジャズが好きだから心に響いたのかもしれません。ちなみに映画の楽曲を上原ひろみが作曲しているので、その音楽性だけでも十分魅力はあるのと言えるかも。その後もサントラはめちゃめちゃ聴いてます。
映画を観た頃は特に何も考えずに日々の生活を過ごしていて、まあ可もなく不可もなく、平凡に生きていた気がします。しかもそのころはスマホゲームの「ポケモンGO」にやたらにハマっていて、ちょっとでもスキマ時間があればゲームして、今から思えばなんという無駄な時間の過ごし方をしていたんだ、って思うくらい、なんというか、精神がだらけた暮らしをしていたと思います。
で、映画を観てふと、
「自分は今何かに必死に打ち込んで生きているのだろうか?毎日を懸命に生きているのだろうか?」
「なんのために生きているのだろうか?」
という疑問が沸々と湧いてきたのです。
このままでいいのか。僕の人生は??
いや、良いはずがない!
「人生は1回きりしかないのに、自分は今何をしてるんだ??今日一日、ちゃんと悔いなくやりきったって言える毎日を過ごしたい!」
と、人生観が大きく変わりました。
それ以降は依存症気味だった「ポケモンGO」をスパッとやめ(アプリも即消去しました!)、毎日20〜30分程度ではあるけど朝早く起きてタップダンスの練習をし、トレーニングの日課を決めるなど、無為な時間を過ごすことがほとんどなくなりました。ピアノを始めてからは毎日練習時間を作っています。
本当に、その映画を観た日から、自分の行動を変えることができました。
多分自分の状況と映画のジャンルと内容など、色々な要素が噛み合って自分の心に響いたと思うのですが、今でもずっと、この作品が「自分の人生を変えた映画」だなって思えます。
人におすすめかどうか、というものではなく、あくまで僕の心に刺さったというだけなので、もし興味があれば観ていただければな、と思います。
これからも、いい映画に出会えますように。。
