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鍼は痛いのか?

「鍼って痛くないですか?」

臨床の中で、よく聞かれる質問です。

結論から言うと、まったく痛くないわけではありません。

ただ、「強い痛みを我慢するものか」というと、それとも少し違います。

実際には、チクッとした感覚や、重だるさ、響くような刺激を感じることがあります。

そしてその刺激も含めて、体にどう作用させるかを考えていくのが、はりきゅうの治療です。

必要な場合には、あえてしっかり響かせることもありますし、

逆にほとんど何も感じないように調整することもあります。

大事なのは、「痛いかどうか」ではなく、

その人の状態に対して、どの程度の刺激が適切かを見極めることです。

はりきゅうは、「どこが悪いか」を当てにいく治療と思われがちですが、

実際にはそれだけではありません。


中医学では、症状そのものよりも、

その人の中で何が起きているか——体のバランスの崩れ方を見ていきます。


同じ「痛い」という感覚でも、

その背景によって、必要な刺激の入れ方は変わります。

日々の臨床では、

集めた情報をもとに体の状態を整理し、

どこに、どのくらいの刺激を入れるのが適切かを考えています。


やっていることは地味ですが、かなり論理的です。

このサイトでは、こうした考え方をベースに、

はりきゅうの実際や、体の見方について書いていきます。

「なんとなく不思議」で終わらせず、納得につながる形で伝えていきます。

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