見えないけれど 伝わるもの
【見えないけれど、伝わるもの。】
電話って、不思議です。
相手の表情は見えないのに、
声だけで会話が進んでいく。
私は今でも仕事で電話をすると、
「ちゃんと伝わっているかな。」
そんなことを思う時があります。
ご意見をいただいたときは
「申し訳ございません。」
お褒めの言葉をいただいたときは
「ありがとうございます。」
そんな言葉と一緒に、
気づけば電話機に向かって深々とお辞儀をしてしまいます。
もちろん、お客様には見えていません。
でも、お詫びや感謝の気持ちは、
ちゃんと届けたい。
そんな思いから、自然と頭が下がってしまうんです。
ある日、その姿を通りかかった同僚に見られて、
「急にどうしたの?」
と驚かれたこともあります(笑)。
でも、私は思うんです。
見えないからこそ、
伝わるものもあるんじゃないかと。
それは電話だけではありません。
SNSも同じです。
写真一枚。
短い文章。
画面の向こうには、会ったこともない人。
それでも、
「なんとなく親しみを感じます。」
「この人、優しそう。」
そんな印象を持つことはありませんか?
私は、投稿するときにいつも思っています。
“見えないけれど、見える人となり”
は、きっとある。
だから、写真も言葉も、
少しでも私らしさが伝わるように。
そんな気持ちで、一つひとつ投稿しています。
そうそう。
電話の思い出を振り返っていたら、
もう一つ忘れられない出来事を思い出しました。
お客様のお話を聞きながら、
「はい。」
「ええ。」
と相づちを打っていたはずが、
なぜか二つが合体してしまい、
「へぇ。」
時代劇の町娘みたいな返事をしてしまったことがあります(笑)。
そこから笑いが止まらなくなってしまって…。
困っている私を責めることなく、
一緒に笑いながら待ってくださったお客様。
あの優しさは、今でも忘れられません。
顔は見えなくても、
人柄は伝わる。
だからこそ、
私も画面の向こうにいる誰かへ、
感謝や温かさが伝わる言葉を残していきたいと思っています。
