産廃・建廃の契約書をAIでチェック!法定事項チェッカー開発の裏側
法務AI研究所です。
先日の定例研究会では、法務業務の効率化を目指す様々なAIプロンプトが発表されました。今回はその中から、「産業・建設廃棄物処理委託契約書の法定記載事項チェッカー」に焦点を当てます。この記事を読むと、複雑な契約書チェックにおけるAI活用の工夫と、現在のAIが抱える限界がわかりますよ!
複雑な条件分岐もAIが自動判定!チェッカー開発の工夫
産業廃棄物や建設廃棄物の処理を委託する契約書には、法律で定められた多くの記載事項があります。しかも、廃棄物の種類(産廃か建廃か)や、委託内容(収集運搬か処分か)によって、必要な項目が複雑に変化するという実務上の悩みがありました。
そこで研究会では、AIにガイドラインなどの関連知識をあらかじめ読み込ませ、まずは「どのパターンの契約書か」をAI自身に判定させる工夫が紹介されました。種類を特定した上で、必要な法定事項が網羅されているかをチェックし、さらにAI自身に「セルフダブルチェック」を行わせることで、精度の向上を図ったという報告があり、参加メンバーからも「実務で役立ちそう!」と話題になりました。

AIの限界への挑戦:「テキスト」か「画像」かの壁
一方で、開発を進める中で見えてきたAIの限界についても活発な議論が交わされました。
例えば、「該当する項目を丸で囲む」フォーマットの場合、AIはPDFの情報だけでは正しく読み取れないという課題が生じました。
現状では「記載があるかないか」はチェックできても、「正しい箇所に丸がつけられているか」といった高度な視覚的判断にはまだ壁があるという見解が有力です。今後のAI進化に期待が高まるポイントですね。
今回は、産廃・建廃契約書の法定事項チェッカー開発の裏側をお届けしました。AIの得意なことと苦手なことが見えてくる、非常に学びの多い研究会でしたね。
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