夏のしらせ


じりり



生まれたばかりの


あの声に耳を傾け



遡ってゆく



時流





蝉の鳴き声に

さらに熱を纏う


輝かせる瞳 つれて


夏を追いかけ





休息 それすら忘れ


走りきった


砂利道




白に  三色の彩る麺

ガラスに 浮かべた氷


おきまりの夏




籠から逃がして  


暫く振りに


浴びる光





川の字で昼寝


心の隅っこ  懐かしさ






小さな庭で

ひっそりと


通るわたしに



『ここは、ボクの砦だよ。』



短い夏のしらせ    大声あげて蝉便り






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