『炎の人ゴッホ』
NHKプレミアムシネマでやっていたのを途中から見たのだが、ちょうどゴッホが父親の後を継いで牧師になりたいとすがりついているシーンだった。
ゴッホが牧師だったことはこの映画で初めて知った。しかも嫌がらせなのか何なのか炭鉱の町の牧師を命じられるが、そこはやはり炎の人だけに、貧しく厳しい炭鉱夫たちの実情を知って、病人に自分のベッドもあげてしまって藁で寝たり自分の生活も立ちゆかなくなってしまう。
炭鉱での事故をきっかけに、故郷へ帰って親戚の家に厄介になるが、収入もないのに瘤付きの寡婦に惚れ込んで、あげく嫌われてしまい、やけ酒を飲んでいる酒場で出会った商売女と暮らすようになる。
しかしやっぱり結婚生活は金がかかるので、うだつの上がらないゴッホは結局別れて、パリで画商をやっている弟のテオん家で厄介になるが、絵のことになると夜中でもかまわず弟をたたき起こすので、テオが不眠症で仕事にならず、それからアルルに行ったのだったか。
アルルで絵の仕事に邁進するものの孤独なので、弟の金でパリで意気投合したけんかっ早いゴーギャンを招き一緒に暮らすが、絵に対する考え方で対立し、とうとうカミソリで自分の耳を切り落としてしまう。
この一件でゴーギャンも去り、変人扱いされて町にいられなくなったゴッホは精神病院に。
やがて退院して絵の収集家でもある医者がいる別の町へ向かうが、麦畑の絵を描いている時にカラスが飛んでくる中、拳銃自殺を図り、弟に看取られながら死を迎える。
ゴッホが歴史に残ったのは、弟のテオが兄の才能を信じて、生涯支えてくれたからだったんだなぁということがよくわかる映画でした。

