グラップラー脇という男
2026年1月18日は【グラップラー脇】こと脇坂の新人王トーナメントの決勝戦でした。
脇坂がエントリーしたウェルター級は3名による争いとなり、シード枠だった彼は、この決勝の舞台がいきなりの初戦となりました。
独特の緊張感が会場を包む中、彼は見事にそのプレッシャーを跳ね除け、新人王の称号を手にしました。
しかし、この優勝は決して彼一人の力だけで成し遂げたものではありません。この日に向けて、脇坂はあちこちへ足を運び、泥臭く、そして愚直なまでに努力を積み重ねてきました。その軌跡を振り返ると、彼を支えてくださった多くの方々の顔が浮かびます。
脇坂の背中を押してくれたのは、所属の枠を超えて彼を受け入れ、熱心に鍛え上げてくださった皆様の存在です。

出稽古という、普段とは違う緊張感のある環境に
身を置くことで脇坂は心身ともに
一回りも二回りも逞しく成長することができました。

秋山さん、脇坂、マサムネさん
MorningStandard代表の秋山さんにはフィジカル面はもちろん、戦う者としてのメンタルについても深く支えていただきました。
ここで流した汗が、決勝の舞台での土壇場の粘り強さへと繋がったのは間違いありません。

サモアンファイトブラザーズ代表のサモアンさん。グラップラーである脇坂に、足りなかったピースである「打撃」の魂を注入してくださいました。新しい技術を吸収しようと必死に食らいつく彼の姿は、まさに修行僧のようでした。

毎週金曜日、脇坂は橋田さんと徹底的に練習を重ねてきました。
僕自身が軽量級であるため、脇坂にとっては体格の近い橋田さんと全力で組み合える環境は、何物にも代えがたい貴重なものでした。

シヴァさん、脇坂、脇坂兄、僕
シヴァさんには、以前から大変お世話になってきました。山口に来られた際にはわざわざ練習に来てくださったり、試合当日はセコンドとして脇坂の隣に立ってくださいました。シヴァさんの送ってくださる的確な指示があったからこそ掴めた優勝だったと確信しています。

ゆうだいさん、テツさん、脇坂
ダイさん、僕
また、日頃から多大なる影響を与えてくださっているダイさんの存在も忘れてはなりません。僕自身、ダイさんからは日頃から本当に多くのことを学ばせていただいています。その教えや姿勢は、僕を通じて、そして直接的にも脇坂の血肉となり、今回の優勝を支える大きな柱となりました。
多くの方々のサポート、そして熱いご指導があったからこそ、彼は優勝することができました。
この場を借りて、改めて心より感謝申し上げます。
脇坂の優勝が決まった瞬間、レフェリーの手が上がったあの光景を目の当たりにして、私の胸には言葉にできないほどの感情がこみ上げました。
「格闘技をやっていてよかった」
そして、
「LegLock Academyを作って、本当によかった」。
心の底から、そう思えた瞬間でした。一人の人間が、目標に向かって真っ直ぐに努力し、周囲の助けを得て、最後には最高の結果を出す。
その眩しいほどの過程を一番近くで見守れることは、指導者としてこれ以上の喜びはありません。
脇坂が見せてくれた景色は、僕にとっても大きな救いであり、これからの活動の糧となる希望となりました。
脇坂は、ただ格闘技が強いだけの選手ではありません。非常に人間味に溢れた、温かく、そして真っ直ぐな心を持った素晴らしい男です。少し不器用なところもありますが、その分、人一倍の誠実さと情熱を秘めています。
そんな彼の本質に触れ、その魅力に気づけたことを、一人の友人として、心から誇りに思います。彼のような真っ直ぐな男が報われる世界であることを、彼は自らの優勝で証明してくれました。
新人王というタイトルは、トップの選手にとっては、あくまで通過点に過ぎないかもしれません。しかし、この一歩は彼自身において、そして道場にとっても、非常に大きな価値を持つ一歩です。
彼を応援し、支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
