2026/1/12-18 夫が死にかけた週
1/12
夫が交通事故に遭った。朝私は、化粧をしながら何かしらの動画を見ているのだけれど、携帯に急に着信の知らせがポンと出てきた。車で出勤中の彼から電話が来たことなんて今までないのでおかしい、と思いながら出ると相当動揺しているようだった。
ガソリンを積んだでかいトラックに左後ろから追突され、吹っ飛ばされながらも自力でコントロールしてドリフトをかまし、他の車にぶつかることなく停車した後だったらしい。彼は穏やかで滅多なことで動揺する人ではないので、息切れして上手く喋れていない様子に、ただ事じゃないな、と察した。
幸運にも爪が欠けたくらいで、首やら頭やらは無事だったので当てて来たトラック運転手と連絡先を交換しICBCに報告してそのまま仕事をして帰って来た。彼曰く、死ぬかと思ったし走馬灯が流れかけたらしい。帰宅後もショック状態でぼーっとしていた。かわいそうに。
彼は、車関係のトラブルが本当に多い。3年ほど一緒にいるけれど、付き合ってすぐ買い物中にスーパーの駐車場で当て逃げにされ、数ヶ月後ショッピングモールで食事中当て逃げされ、1回自損事故で駐車場の柱にぶつけ、今回だ。また、時期は忘れたけれどこの3年間で2回タイヤがパンクしている。あまりに多いので、思わず家にあったお伊勢さんお清めスプレーを車のキーにかけた。一時帰国で交通安全に効く神社に行き、お守りを購入したいと思う。
1/13
ただ静かに何もせず動画を見ることができなくなっている。単純作業は飽きてしまうので、メイクをするときはYouTube を見ているし、食器洗いや掃除、洗濯や料理など家事も大体動画を見ながらやる。飽きっぽく貧乏性なので、時間を最大化しようとした結果、「情報を入れつつ単純作業をする」というスタイルになった。こうなったのはネットフリックスなどのサブスクの普及もあると思う。ちょっと止めてトイレ行く、見ながら携帯をいじる、ができてしまうせいで映画館での迷惑行為も増えたそうだし。
そして、あまりよろしくないのは承知だけれどシャワー中も別の理由で動画を流している。
元々ネガティブで、人と会った後は1人反省会をしたり過去の失敗を思い出したり、あんなこと言わなきゃ良かった、ああすれば良かった..といらないことを考えて「嗚呼!!!」となっていることが多い。嫌なことを思い出す時間のトップ2がシャワー中と寝る前なので、脳内の雑音を消すために動画を流している。動画の内容に集中しながら髪や体を洗うと余計なことを考えず済む。反芻思考が止まらない人におすすめしたい。
四六時中液晶画面と向き合って情報を得続けるのは健康上よくないだろうけど、止めると今度は嫌な思い出一挙蘇り祭りが開催されてしまう。今年こそ、マインドフルネス瞑想をやってみたい。(何もしないことが無理すぎて挫折した)
1/14
あつ森のアプデで忙しかった。島内にホテルが建ち、カールという名前のカールおじさんみたいな口髭があるカエルが泊まりに来ていた。
11/15
16人の中高生が空き家から1億円を盗んだとして逮捕されていた。不謹慎にも、映画じゃんと思った。
大人だったら家、車、高級品、旅行といくらでも使い道が思いつくけど、中高生男子は何に使ったんだろうか。ゲームとかカードとかかな。クレジットカードも作れないし、親にバレないようにしなければだし、中高生がお金を使うのって結構大変じゃなかろうか。
1/16
ネイルオイルを探しにWhole Foods Marketへ。“ネイルオイル”と名の付いているものが高いのであって、植物系のオイルならなんでもいいらしい。スイートアーモンドオイルを買い、エッセンシャルオイルの匂いを片っ端から嗅いでいたらフランキンセンスが好みだとわかったので、それは安いAmazonでオーダーした。後日ブレンドすることにする。
その後1人カフェをした。私は店主1人が営業する小さいカフェより、広くて誰がいつ入って来て出て行ったかわからない店が好き。1人が担う存在感が薄いので。なので、こじんまりした隠れ家カフェの常連になって店主と近況を話すとか絶対にできない。店員に「よく来ますね」と言われたらもう行けないタイプの人間だ。
AVIKは広くてメニューも豊富で、人が常に出入りしているのでお気に入り。バンクーバーにお住まい&旅行されている方がいればぜひ。

1/17
朝から韓国の「成功したオタク」という映画を見ながらジムで40分歩く。韓国アイドルのファンだった女の子が撮った作品で、好きだったアイドルが性加害で捕まった後、元ファンの反応をインタビューしたり、グッズのお葬式をしたり、裁判を見に行ったり、気持ちの整理をつけていくドキュメンタリーだった。
元ファンたちの反応は様々で、もう芸能人は好きになれない一生刑務所から出てくんな、という人もいれば、もっと愛情深い人間になって受け止められたらよかったという人もいた。
やらかしてしまった芸能人は、腐ってもタイみたいなもんで、どこどこで飲食店をやってるらしいとか、水商売をしてるらしいとか、よくネット記事になる。ただ、ショックを受けたファンたちがその後どうなったかを追った作品は今まで無かった。
推し活って、その芸能人と付き合えるわけ無いじゃん(笑)と周りには一笑に付されがちだけれど、推しがいるから勉強や仕事を頑張れたり、辛いことを乗り越えられたりする。撮影したオ・セヨンさんは「今の私がいるのは彼のおかげ」と言っていたけれど、彼女が学年1位を取ったり映画監督になったりしたのは推しがいたからだ。誰かの人生を変えてしまう影響力が芸能人にはある。
1/18
ウクライナカフェでボルシチに初挑戦した。ビーツを使ったあの有名な赤いスープ。注文後しばらくして、スープはパンとサワークリームと塩と生ニンニクと共に提供された。

そう。生ニンニクである。しかも説明書を読むと、塩をつけてかじれと書いてある。これを見て真っ先に思い出したのは芸人のアブちゃんだった。
子どもの頃、はねるのトびらという番組があってよくみていた。ざっくりした記憶のまま調べずに書かせてもらうが、番組内でギリギリッスという企画があり、芸人たちがキリギリスの格好をして身体テストのようなものを行いクリアできなければクモの格好をした女芸人に悪臭を嗅がされる、といった罰ゲームがあった。
その女芸人が北陽のアブちゃんで、彼女はニンニクを生のまま丸かじりして罰ゲームを執行していた。当時も思ったけれど、嗅がされる側よりニンニク丸かじりの方が絶対に辛いし罰ゲームだ。
そんなことを思い出しながらかじった生ニンニクはめちゃくちゃ辛かった。もうしない。
