見出し画像

検定はゴールじゃない――息子の積み重ねがトロフィーになるとき

小3の息子が漢検4級に向けて学習している。

数週間前に過去問を一周したときは200点満点で140点前後だったが、分野別問題集で苦手克服をコツコツがんばり、180点台を安定して出せるようになった。

家では「復習ノート」を作っている。
複数回間違えたところをまとめ、意味を書き、送り仮名に赤丸をつけ、漢字を書いて部首を書いて確認。母が試行錯誤して作ったもの。
息子にとってはおまじないのようなアイテムであり、地味に効くような気がしている。

小3に漢検4級をやらせる意味はあるか?

うちの場合は、公文の進度に合わせるには語彙力が必要で、それがないと解き方のテクニックだけでは追いつけない。また、語彙や知識が増えると、目に止まる世界が広がり、興味も深まる。

漢字学習は覚えるだけと思われがちだが簡単ではない。音訓を理解すること、熟語構成や誤字訂正の手順を年齢に応じて教えるのは大変だった。
とはいえ学習内容の向き不向きや能力依存はまだ緩やかで、だからこそ、コツコツ続ける経験が力になる。

漢検や英検の級を取ること自体より、検定があることで目的を持って学習できることに意味がある。
間違えて「間違いだらけだ!」とワナワナしたこともあったけれど、わからないこととできることを整理して、できないところをできるようにすることが大切だと伝えてきた。
今できていないことは事実であって、善悪ではない。

そして、かんばりが実って「大躍進だね!」とハイタッチしたとき、少しはにかんで笑った息子の顔が忘れられない。やったぶんだけ力がつく、積み重ねの喜びを感じられる瞬間だった。

検定はゴールでも目的でもない。
大事なのは「何を学んできたか」「どう積み重ねたか」だ。検定を目指していなければたどり着けなかったところに来られたと思う。そのあゆみこそ、息子の心に光るトロフィーであり、努力の結晶だ。

やればやるほど、積み重ねの価値は目に見えない形で増えていく。
検定の結果だけでなく、学びの過程や、息子が少しずつ自分の力を実感していく様子――それこそが一番大きな宝物だと思っている。

いいなと思ったら応援しよう!