第1章「いいステップママでいなきゃ」
「いいステップママでいなきゃ」
後妻であること。
小学生の娘が2人いる家庭に入ったこと。
周りの目も、自分の中の責任感も、全部ひっくるめて、
私はずっとそう思っていました。
そして、
「あそこは後妻だから仕方ないよね」
そんなふうに世間に言われたくなかった。
ちゃんと朝の支度をして
ちゃんと叱って
ちゃんと平等に接して
ちゃんと“お母さん”をやる。
それができない自分は、
この家にいる意味がないんじゃないかと、
本気で思っていました。
今振り返ると、
あの頃の私は
「母親とはこうあるべき」という
自分の描いた理想の母親像を、
そのまま自分に押し付けていたんだと思います。
誰かにそうしろと言われたわけじゃないのに、
よく分からないプレッシャーを抱えて、
自分の存在意義と居場所を探すことに必死でした。
だからきっと私は、
子どもたちに対する「しつけ」を通して、
自分がこの家に必要な人間なんだと証明しようとしていた
のかもしれません。
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